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中に入ると、真っ暗で何も見えない。
おまけに不気味な音楽が流れていて、
体の震えが止まらないし、もうやだ……。
私は、前を歩く奴の服をギュッと握った。
琥珀「迷子になっても知んねえから」
A「まっ、迷子になんて…なりません、!!」
琥珀「じゃあ、その手離して?」
私は、ゆっくりと服を握っていた手を離した。
目開けられないし、どうしよう。困った。
琥珀「ついてこないと置いてくよ」
A「……っ、だめっ……(泣)」
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琥珀「……ん。」
そう言われて、恐る恐る目を開けると、
奴が私に向かって手を差し伸べていた。
繋いでてもいいってこと…?
私は、奴の手を握った。
直接感じる体温に、恐怖が消えた気がした。
琥珀「あ、でも。前言撤回してね?」
A「へ?」
琥珀「いじわる!ってやつ。ほんとのいじわるは
こんなことしてくんないと思うけど?」
A「…ご、ごめんなさい……」
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琥珀「……よろしい。」
奴は私の手を強く握り返してくれた。
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みかちょ - めっちゃ面白いです! (2019年3月22日 22時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
うゆゆ。(プロフ) - natsumikansummeさん» ありがとうございます!!オリジナルです!! (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0681083c4f (このIDを非表示/違反報告)
natsumikansumme(プロフ) - 初めまして!楽しんで読ませていただいてます!この物語はオリジナルですか?それとも漫画からですか?差し支えなければ教えてください! (2018年9月30日 19時) (レス) id: ebc00da66f (このIDを非表示/違反報告)
うゆゆ。(プロフ) - はーちゃんさん» いえいえ!!ありがとうございます<(_ _*)> (2018年9月23日 7時) (レス) id: 0681083c4f (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - うゆゆ。さん» 返信ありがとうございます(^^)分かりました、更新待ってます! (2018年9月23日 1時) (レス) id: 237af81b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆゆ。 | 作成日時:2018年9月3日 18時