私の王子様は、超ドSでした。

（３） ページ3

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学校に着くと、そこは桜の世界。


桜の花びらがひらひらと宙を舞って、

まるで新たなスタートを知らせているみたい。




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「あ、Aさん」

「久しぶり。元気だった？(笑)」



そう、口々に話しかけられたのは、

中学の時、部活が一緒で仲良くなった、

ひとつ上の浅野先輩と、高尾先輩。




A「浅野先輩！！高尾先輩！！

お久しぶりです〜！！！」


浅野「Aさん、小さくなった？」


A「失礼ですね(笑) 浅野先輩が伸びたんだと思いますよ。」


高尾「でも、Aさんも背伸びたよね？」


浅野「僕の方が伸びたでしょ〜(笑)」


A「はい！伸びました！！
……浅野先輩は一言多いんですよ、いつも(笑)」




会うのは一年ぶりだけど、

やっぱり先輩たちは面白いし、

男女関係なく気軽に話せるんだよね〜。




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「…浅野〜、高尾〜。」



聞き覚えのある声が、浅野先輩と

高尾先輩の名前を遠くから呼んだ。


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