好きだよ、まだ ページ13
前よりも胸板がちょっと薄くなってる気がした
｢痩せ、た？」
「ちょっとだけ」
｢そう、」
私なんで真に受けちゃってるの？
前あれだけ反省したのになんで今濱くんにハグされて反抗できないの？
頭が体に言う事聞かせようとしてるのに体は言うことを聞かなかった
｢ごめん、私もうほんとに前みたいに戻りたくないの」
｢もう、こうちゃんこと裏切らないって決めたから」
｢ごめ「俺のことは裏切ったのに。俺の事はほんまもうどうでもええんやな」
｢ごめん」
「…ごめんっ言うんならなんで俺のこと押し退けへんの、そーゆうのが俺をまた勘違いさせんねん」
｢…」
「Aちゃんのこと、諦めきれへんねんどうやっても」
濱くんの身体を押し退けようとすると濱くんは私を更に力強く抱きしめ
｢濱くんいたい、よ」
「信じられへんくらい好きやねんほんまに」
濱くんは抱きしめるのをやめ私の手を握り泣いていた
「彼氏より俺を好きにさせるから」
｢…私はホントにちゃんとするって決めたの」
「やったら、なんで嫌いって言わんの｣
｢え？」
「嫌いやったら嫌いって言うてよ」
目が涙で溢れてる濱くんは初めて私の目を見て言った
正直言って、嫌いなんかじゃない。
普通でもない。
｢好きだよ、まだ。」
「…ずるいわ、Aちゃん」
こうやってまた関係が続いてしまう、何も終わらせない自分が大嫌いだ
｢ただいまー」
「どこ行ってたん？」
｢ごめんちょっと散歩してたら遅くなっちゃった」
「こんな遅くまで散歩？」
｢友達とたまたま会ったのほら、マミちゃんバイト先の子」
「あーあのクルクルの？」
｢そうそう」
またこうやって嘘を重ねていって最終的にはバレる
やっぱし絶対なんかない「もう絶対しないから」なんて結局は嘘だった、守れなかったんだ私
「ねぇAー？」
｢ん〜？」
「今すぐ結婚しちゃおっか」
結婚は、20後半にはすると思っていた
だけど時は意外と早く進んでしまう
ときめきは、生活に奪われていき私はもうすぐ28。
「彼氏と別れて俺と一緒にならん？」
浮気なんてまさか自分がすると思ってもいなかった
そんなことバレたらこうちゃんは
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作者名：(^^) | 作成日時：2023年2月11日 0時
