人見知りの大恋愛 (ページ40)

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休憩ページ40

監督「あー、いいね。30分くらい休憩して次のコーナーいこうか。」
「は、はい！え、えと、休憩してきます！」

どんなに人の前に立っても人見知りが治るわけもなく、小走りで撮影していたところから抜ける。

「はぁ、緊張した、」

撮影場所から出て少し離れたソファーに座り込む。すると、前の方から急に手が伸びてきた。

「っ…！？」

驚いて顔を上げるとそこにはスヨンさんがにっこり笑顔で立っていた。ペットボトルを片手に持って。

SY「ふふ、あなたって本当に抜け目がないのね。わたしが認めるほどよ。
このくそビッチ。」
「えっ…」

バシャッ、と冷たいものがかかる感覚がした。

「つめたっっ！！」
SF「どうしましたか？」
SY「あぁっ、すみませぇんっ、お水、かかっちゃいましたぁ？わたしが手を離すからぁっ」

何とも言えなくて涙がこぼれそうなのを必死に堪えるため俯くと手首を掴まれて後ろに引っ張られた。

「ぅっ、えっ？」

顔を上げるとジェファンさんが立っていた。でも、1つ違うことは笑っていないこと。

「ジェファ、さ、なんでここに、っ、」
JA「…おれ、見てたけど。」

こっちを一切見ずにスヨンさんを見つめる。思わず固唾を飲んだ。