貧血少女の秘密 3【ky】 (ページ23)

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二十三話ページ23

バレてしまった。

…このまま広められたら、どうしよう…。

このままなら楽しく過ごせると思っていた…。

私がハロウィンを楽しんだのはいけない事だったのだろうか。

もっと周りをよく見るべきだった。

「ねぇ、聞いてる？」

『えっ』

ヒラさんに声をかけられ、やっと気付いた。

泣いていたんだ。

「泣かないでよもう…別に広めたりしないし…まずそんなこと言って信じてもらえる友人いないし…」

ヒラさんはキヨ君に助けを求めるようにキヨ君の方を見た。

キヨ君は私の頭を撫でた。

「大丈夫だよ。コイツ変な性格してるけど、俺の友達やってるし、そんなクズみたいなことしねえから」

「イタズラって言ったでしょ…ごめんって…もう写真も消したよ…」

再び見せられたスマホには先程の写真はなく、キヨ君とフジ君と一緒に撮った写真が写っていた。

私は泣きながら、ポケットから飴を取り出して、ヒラさんにあげた。

「え？」

『ごめんなさい…お菓子あげます…』

「ふふっ…ありがとう…」

ヒラさんがこんなに優しい人なのに。

疑っていた私が馬鹿だったんだ。

『ありがとうございます…』

ヒラさんの楽しみの手助けが出来たら、何て私の言えることではなかったのか。

◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦

ハッピーハロウィン！

過ぎましたね！ごめんなさい！
リアルでハロウィン楽しんでる人間じゃないので許して下さい。

しかも、地味にハロウィン編が長い。

さらに、テストが近付いている。(作者は学生であります)

この話を無事に終わらせることが出来るのでしょうか。

あと、自分は完結のさせ方が非常に下手です。
生暖かい目で見ていって下さい。