貧血少女の秘密 2【ky】 (ページ4)

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一日目　3 ページ4

その後も何人かとゲームをしたが、負けることはなかった。

そして、今日のゲーム大会は終了した。

◦◦休憩中◦◦

今日の大会は半日だけだったが、明日は一日大会があるため、他のクラスの出し物を見に行く時間がないらしい。

『…キヨ君一緒に行く人いる？』

「？…いねぇけど」

『よければ私と…』

「あ、悪い。俺ちょっと用があるから」

『あ、うん…』

美咲が忙しいというのを聞いて、キヨ君と行けば？と言われたが、彼も用事があるらしい。

キヨ君の方を見てみれば色んな人に誘われている。

そんな姿を見て私の何かが痛んだ。

…羨ましいのか？

違う。

確かに友達が多いことは羨ましいけど、今までこんな事はなかった。

じゃあ、私は…何を思ったんだろう。

「どうしたの？」

美咲が話しかけてきた。

『…わからない』

「？…何が？」

『わからない。キヨ君を見ていたらどこかが痛くて…どういう感情なのかが…』

美咲は少し考えた後、微笑んだ。

「やっと気付いてきたのかな…」

そう呟きながら私の頭を撫でてくる。

『えっ！どういうこと？』

「清川に断られてどう思った？」

『そりゃあ……悲しかったよ…。』

美咲はまた微笑んだ。