其の弐 ページ3
目が覚めると森の中にいた。
ああ、何かを嗅がされて気を失って……
わたしは捨てられたのか……
体が重い、動かない。
視界が霞む。
死ぬのかな、このまま
それでいいよね
私には帰る場所も何も無い
そうだよ、これで、よかったんだ……………
「っおい！大丈夫か！？」
誰かの声が聞こえた気がする
私は意識を手放した
あの光景が蘇る
目の前で親が殺される
鮮血が飛び散る
刃の切っ先を向けられた恐怖
すべてが、蘇る
いやだ、もう、おもいだしたくない、
やめて…いやだ……いや……っっ！！！
「…………い……………ぶか…………おい、大丈夫か？」
「え……………」
目を開けるとそこは知らない場所だった。
私は部屋の布団で寝ていて、布団の傍らには同い年くらいの男の子。
「かなり魘されていたぞ……大丈夫か？」
「あの、ここは………あと、君は……？」
「ああ、私はカイラだ。ここは私が住んでいるところだ。」
私は死ねなかったのか
「……なん、で、」
「？」
「なんで、助けたの……」
「森に入ったらお前がかなり憔悴した状態で倒れていた、放っておくわけには行かないだろう」
「それ、だけ…？」
「？ああ。……お前、まだ体力も妖力も回復していないだろう、寝ていた方がいい」
カイラ、そう名乗った男の子はそう言って襖の向こうへ行った。
私はまた眠りに落ちた……
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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かなり - 私も、カイラ様が大好きでいつも読み返しています！この小説を書いてくれて、ありがとうござます！これからは、体にも気おつけて、頑張って下さい！応援しています！ (2020年4月8日 17時) (
レス) id: 591368bcea (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - 雪月花さん» カレーを食べるカイラ様が活力になったのならよかったです！！！はい！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月6日 4時) (レス) id: 4268a51a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花(プロフ) - 緋色さん» 私はカレー苦手なんですけど、カレーを食べているカイラ様を想像すると活力が湧いてきますね！更新頑張って下さい (2020年1月1日 23時) (レス) id: 90ab4e80ea (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - お米(^q^)さん» そう言っていただけて嬉しいです！はい、更新頑張ります！ありがとうございます！ (2019年11月6日 22時) (レス) id: 4268a51a17 (このIDを非表示/違反報告)
お米(^q^) - ここの小説すごく気に入りました！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 5時) (レス) id: 12ae9fe977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋色 | 作成日時：2019年10月20日 1時
