HiHiの問題児。３ (ページ21)

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知ってもいいけどページ21

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作間side

事務所に向かう途中で。

前方で停まった車から、Aが降りてきた。

ん？

あの車、マネージャーじゃないな。

誰かに送ってもらってきた？

一度車から降りたのに、また戻っていった。

フロントガラスから見える、運転席に座っているのは。

想像もしない人物に目を見張る。

藤ヶ谷、くん。

なんで、Aと？

さらに、２人はキスをした。

作「…」

足が止まる。

衝撃すぎて動けなかった。

２人って、そういう関係なの？

誰と付き合っていようが、それを隠していようが、
本人たちの勝手だけど。

Aは事務所に向かって歩き出した。

藤ヶ谷くんも車を発車させる。

この胸のもやもやはなんだろう。

リア友同士が付き合ってたって知っても、こうはならないのに。

やっぱりAは、俺たちの仲間で、
大事にしてきた紅一点だから、特別感があって。

俺の知らない間に先輩と付き合ってたって事実は、
思ったよりダメージだった。

Aのことが気になりつつも打ち合わせをして、休憩時間。

作「A。ちょっといい？」

高「なに作間、Aに愛の告白？」

作「バカなの」

「バカだからほっときな」

高「ひでぇ」

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