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「う…せ___ッ__！」
死柄木さんと複数の人の声がした後、
ガチャガチャと乱暴な音と共に彼が飛び込んできた。
「死柄木さん、おかえりな、さ？」
無言でズカズカ歩み寄る迫力に思わずたじろぐ。
彼は拳を握り締めて俯いたまま私の前に立った。
「死柄木さん…？」
私が声をかけても、彼は微動だにしない。
顔を覗き込むと、顔が赤かった。
「やってやるよ…」
ぶつぶつと呟く彼。
微かなお酒の匂いがして、ああ酔ってるのか、納得した。
ベッドに座り直して、ぽんぽん、と叩く。
「ほら、死柄木さん、ここ、座る？」
あいてるよ、と続けようとした時。
肩を強く掴まれ、いつのまにか彼が迫っていた。
「え、どうし_____」
ぐ、と頭を掴まれ、
気付いた時には、
ゼロ距離だった。
「んぅ、ん、」
少し酒の味がする。
キスというよりは食べられるかのように噛みつかれる。
頭は固定されて、動けない。
「しッ…ぅ、ん…」
名前も呼ぼうにも息継ぎの間もない。
べろ、と唇を舐められて。
下唇を食むかのように噛まれて。
唇を押し当て、不器用なのに熱っぽく噛みつかれる。
思わずびく、と指先が震え、
彼の身体にしがみついた。
苦しくて、でも苦しいとは違う何かも込み上げてきて、生理的な涙がぽろぽろ溢れる。
酒のせいか、くら、とのぼせたような感覚だった。
「A、A…__」
熱っぽい声で名前を呼ばれる。
両手で頬に添えられ、
尚も顔を向かせられる。
どろりと溶けた様な眼に、視線が離せなかった。
嬉しそうに、幸せそうに笑って、
彼は何度も私の名前を呼んで、唇を貪った。
「ん、ふ…」
自分の口から甘い声が出る。
恥ずかしくて耳まで熱くなって、
息を吸おうと口を開ける。
ぬる、と彼の下が口の中に侵入してきた。
「ッ、！んぁ、ん…ふ、」
熱い舌は溶けそうだった。
境目すら無くなってしまいそうだった。
いつのまにかベッドに押し付けられ、
いつもは繊細に触れてくれるのに、
今日は力を感じさせるように手を握られる。
お互いの唾液に溺れそうで、
彼から流し込まれた唾液を思わず飲み込む。
「ッは、えっろ…」
「ひゃ…っ」
耳元で囁き、そのまま舐め上げられる。
首筋を撫でられ、
ぞわ、と背筋に何かが這い上がった。
顔に熱が溜まる。
震えながら彼の手を握り返した。
「ぞわって、する、からっ…」
だから、それ、だめ。
そう言おうとしても、
彼はまた、口ごと塞いでしまった。
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華羅夢(プロフ) - ぽいぽいさん» 何ですって！！ぜひ死柄木くん推しになってくださいな！！彼は魅力的な男です！！コメント嬉しいですありがとうございます････！ (2021年9月19日 8時) (
レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - この作品で死柄木くん推しに傾きつつある…好きです応援してます頑張ってください!（ノンブレス） (2021年9月19日 7時) (レス) id: 1142a6ee8a (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - れのまるさん» うわああありがとうございます･･････！コメントが1番のモチベになるのですごく嬉しいです！頑張りますね！ (2021年9月14日 14時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
れのまる - 死柄木さん最推しなのでこの作品めっちゃ好きです…！これからも応援してます！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: ce403bbca4 (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - しいたけさん» しいたけさん、もしかしなくても2回目のコメントですか･････････？コメント来るのが1番嬉しいので、大喜びで話を書いてしまいました！楽しんで頂けて何よりです！！ありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華羅夢 | 作成日時：2021年8月23日 1時
