Can't Take My Eyes Off You (ページ15)

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１４話ページ15

夢主side

貴｢冷蔵庫、ケチャップと野菜何かあるかなー…｣

お、発見!!

貴｢やーりぃ。てか、これ狙ってた?｣

狙ってたらちょいイラっとくるなぁ…ww

私のこの即席リゾットもどきをスティーブンが好んでいるのには理由があるのだ

それは、遡ること、彼がまだ私と出会って数時間しか経過していなかった頃＿＿＿＿

*****

ｽﾃ｢暇を潰すって、僕にはそんなにネタがある訳じゃないけど…｣

貴｢とにかく私を飽きさせないでいてくれたらいいの｣

私はこの何を考えてんだかよく分からない少年に言った

ｽﾃ｢うーん…あ、じゃあ、こんな話はどうかな!!君がまだ知らない世界の話｣

なるほど…それはおもしろいかもしれないな

貴｢聞いてあげる｣

そうして、彼は私の想像以上の膨大な量の内容がつまった世界の話をしてくれた

なんだか、コイツといると本当に調子狂う…

今まで自分が遭遇した人間とは大違いだ

ｽﾃ｢A?どうしたの?さっきからボーッとしてて。具合でも悪いのかい?｣

おまけにこんな心配性w

貴｢いや…。ただの考え事。気にしないで｣

ｽﾃ｢そっか。なら良かった｣

窓を見てみると、外はもう街灯が点灯し始めるほどに暗くなっていた

貴｢そろそろ帰らないの?｣

子供ならとっくに家に帰っている時間帯だ

すると彼は衝撃の一言を発した

ｽﾃ｢帰らないよ｣