死神少女の初恋No. 2 (ページ24)

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６０話ページ24

夢主side

また変な夢を見た

燃える街を後にして、男の手に引かれてやって来たのは、悪魔や化け物が沢山いる場所

場所は"冥界"と言うらしい

女の子は問うた。

｢あなたは誰?｣

すると男はその冥界の王なんだと言った。名前はハーデスって名前だと。

また女の子は問う

｢何で私はこんなところに来たの?｣

女の子は、帰りたがっている

しかし…ハーデスと名乗る男は女の子が帰りたがっているのを知ってか手を離さなかった

そして、ハーデスと名乗る男は言った

｢君は…本来、死神に生まれるべきだったのだが、こちら側のミスで人間に生まれてしまった。だから、今、死神になってもらう。ただしこれから君に授ける死神の血は、他の死神より強大だから…人間の部分を残させてもらう｣

女の子はきょとんとした顔でハーデスを見つめる。理解できていないようだ

｢まあいい…立っていてくれ｣

強引に、ハーデスが女の子に死神の血を与える

｢何したの?｣

女の子はまだきょとんとしているようだ

すると、ハーデスはニヤリと笑い

｢我の分身だ｣

と言った

｢我が冥界から離れられない分、君が現世に行ってくれ。よいな?…おおっと。忘れていた。我の分身である証に、君にこの刺青を｣

そう言い、ハーデスは女の子の左頬に羽を模した刺青を付け加え、頭を撫でて

｢そして、君と同じ死神があと1人いるからな｣

と付け加えた

｢ありがとう、ハーデスさん｣

女の子は大喜びした

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