偽り (ページ13)

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12 寧々花side ページ13

私は、あいつの父親に自分の兄を殺された。

兄は、とても優秀な暗殺者だった。

あいつの父親は優秀な警察らしい。

だから、兄の復讐のために
あいつの大事な人を自分の手柄にしようとした。

だから、GENERATIONSのマネージャーが1年間
居なくなるってのを耳にしてチャンスを掴んだ。

でも、そう簡単にはいかなかった。

～回想～

あいつが、先輩？の楽屋に遊びに行った。

チャンスだ。

｢ねぇ、みんなあの子の親にたった1人の兄妹
殺されたって言ったらその復讐に協力してくれる？｣

GENE｢...。｣

みんなそれぞれ顔を見合わせるばかりで話が進まない。

さてどうしようかと考えてたら涼太くんが口を開いた。

涼太｢Aの、親でしょ？
しかも、理由もなしに
殺されたんだけどって言われたって...｣

職業言わない方が協力してくれるかしら

｢何かね、あの子の父親警察なの。
それで、すごく野蛮な警察で...
よくこんなに人思いに欠けてて
警察やれたなって人に、何もしてないのに
何かしたって決めつけられて拳銃でバーンされた(泣)｣

裕太｢理由もなしに殺す警察とかおるんやな...｣

寧々花｢うん、だから協力して？｣

これ、すごく簡単に釣れそう笑

亜嵐｢...Aの親に限ってそれは無い。｣

ちっ。あいつに詳しいやつか。

隼｢...亜嵐くんに1票。
正義感強いAのお父さんがそんなことするわけ...。｣

玲於｢Aの親父はそんなことやんねぇよ。｣

信じてくれないんだ...。

龍友｢嘘は良くないで？｣

メン｢龍友の言う通りだね｣

裕太｢そやね。｣

裕太くん、乗ってくれなかったっけ？

まぁ、いいや。

寧々花｢とりあえず、陥れたいから協力して？
さもないと、お父様に言うよ？有名なヤクザ。
この事務所なんてやろうとすれば
いつでも潰せるんだから！
もし、変な真似したら
ここの事務所の人が危ない目に遭うわよ？｣

玲於｢卑怯だな｣

寧々花｢なんとでも言えばっ？
とりあえず、最初のお願いは
裕太くんと亜嵐くんと強制でメンディーさん。
とことんいじめてよね？｣

メン｢何で強制...？｣

寧々花｢1番あいつに甘そうだから。｣

これでいい。

元の楽しい生活に戻してあげないんだから。