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……









俺は、縋り付き、涙を流しながら苦しそうに呻く彼に







膝を折り、そっと頭を撫でる。






A「…… さっきまでのお前は愛せないけど、







今のお前は、…… 最高に可愛いよ。」









…… 俺に出会う前の、壊れる前の【銃兎】




どうして、お前はこんなに壊れてしまったんだろうね。












A「…… 泣くな。巡査部長が聞いて呆れるぞ。





ほら、もう泣くなって。」








餓鬼みたいに泣きじゃくるうさちゃんの身体を優しく抱き締め、背中をさする。






銃兎「…… ぁっ、…… うっ、ぃ、ずもっ、」




嗚咽をしながら、俺の名前を何度も呼ぶ。










お前が、こんなに壊れてしまったのは










やっぱり、俺のせいなのか。






きっと、壊れたんじゃない。【怖い】んだ。















【俺がまた目の前で消えるのが。】







A「…… ほら、もう泣かないで。よしよし。






もう、…… 【連れて行かれたりしないから】



だから、そんな必死に俺を捕まえなくても大丈夫だよ。」




そう言って優しくうさちゃんの身体を抱きしめる。





うさちゃんは、俺の身体をきつく抱きしめ返す。










銃兎「もう、…… にげるな、…… 私の、そばに、」




A「分かった。もう逃げるのは辞める。





でも、俺は縛られるのが嫌いだから、お前のそばにとどまることはできない。






だから、もし次にあった時は、笑ってご飯でも食べようよ。」





彼と額を合わせ、髪を優しく撫でてやると、彼は少し満足そうに笑った。








俺達はそのまま、ハマの街を一緒に散歩することになった。







すると、後ろから聞きなれた声が聞こえた。





振り向くと、そこにははー様とりっちゃんが居た。




A「あれ、りっちゃんってば、会う予定ないって言ってなかった?」




理鶯「それは、…… 出雲を怒らせた原因を、左馬刻に相談しようと思ったからだ。」










あー、成程。









…… ちょうど、顔馴染みが二人と、りっちゃん。









A「なぁ、これから飯食う?俺が作ってやるよ。」

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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

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