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まあ、普通そうだよね。
ココは、一くんが治めるイケブクロ。
そして、一くんと犬猿の仲であるはー様がここに居る。
どう考えても部外者ははー様の方だ。
A「一くんゴメンね。こいつ呼んだの俺。
後でちゃんとお詫びしてあげるから……」
言葉の途中で、俺は一くんに腕を引かれ、彼の腕の中に納まっていた。
あーもう、またはー様が激昂しそうなことを……
一郎「…… なんで、俺を頼ってくれないんですか。
わざわざコイツをここに呼ぶなんて…… 」
俺の耳元で囁かれるその声は、
少し震えているように聞こえた。
…… もう、年下って可愛いなぁ。
俺は、振り向いて彼の耳元で囁いた。
A「…… なんではー様を頼ったかなんて、答えは一つ。
ちょっとカマかけりゃ直ぐに情報を吐いてくれるチョロい男だからだよ。」
そして、一くんに向けて微笑むと、堪らず吹き出してしまう一くん。
左馬刻「……おいゴラァ何目の前でイチャついてくれてんだ。」
俺は、はー様の怒りを無視して、思いついたことを言う。
A「そろそろ晩飯か。
お前ら、食ってくか?好きだったよな、俺の料理。」
一郎/左馬刻「はあっ!?」
あはは、声揃えて仲がいいようで何より。
A「作ってくるから、リビングで【大人しく】待ってろよ。」
そう言って、俺は二人を置いてキッチンへと向かった。
*****
一郎「…… …… なんで、こんな事に。」
左馬刻「…… 仕方ねぇだろ、あいつは気まぐれすぎんだよ。」
犬猿の仲と呼ばれた男二人が、仲良くひとつのソファに並んで座っている。
いつもであれば、喧嘩が始まり、誰も手がつけられない状態になるというのに、
喧嘩をせず、【大人しく】座って待っている。
そんな姿をキッチンから眺めながら、俺は頬を緩ませて料理を進めていく。
ってか、食材あってよかったわぁ。
手際よく進めていき、ハンバーグのタネをフライパンに乗せていく。
表面に焦げ目がついたら裏返し、両面を焼いて、オーブンに入れて仕上がるのを待った。
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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時