【ツイステ】無力な海の王子様【男主】 (ページ4)

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～一週間後～

トレイン「では、テストを返却する。出席番号順に取りに来るように。」

自分の番になった時に取りに行くと、トレイン先生は突然頭を撫でてきた。

トレイン「素晴らしい。満点だ。私も鼻が高い。」

わぁ、嬉しい。他のテストもこうだといいなぁ。

そう思いながら、全てのテストを受け取った。

トレイン「今回のテストの上位50名は張り出されることになっている。確認しておくといい。」

へえ、そんな事するんだ。

そう思いながら、私は張り出される場所に待機していた。

ユウ「あ、フィル～！」

そう言って愛らしく手を振りながら、ユウ達がこちらへ来た。

フィリウス「上位50名は張り出されるんだってね。

私の名前、あるといいなぁ～。あったらアズール達に褒めてもらおうっと。」

グリム「ふふん、今回ばかりは俺様の名前が載ってるはずなんだゾ！」

………… 勉強をしてないはずのグリムさんは何故こんなにも自信満々なのか理解に苦しみますね。

そう思いながら張り出された表を見る。

フィリウス「あ、あった。

…………………… って、ちょっとおかしいよ。

なんで上位30人以上が満点出してるの？さすがに変。」

すると、エースさん達が口々に【契約違反】と言い始めた。

次の瞬間、頭に謎のイソギンチャクが生えた。

うっわ、気持ち悪ぃ。何それ。

グリム「な、何だこれ、取れないんだゾ！」

エース「いってぇ！？なんか引っ張られてんだけど？頭もげる！！」

デュース「くそ、【絶対服従】って、この事だったのか！」

………… 話が読めない。だけど恐ろしく嫌な予感しかしない。

頭にイソギンチャクを生やした生徒達は、ぞろぞろと同じ方向へとまるで操られているように歩いていった。

フィリウス「…… まさか、あの馬鹿。」

本当に愚かな事を考える。最近私を呼ばなかったのはこういう事ですか。

そう思いながら、私はその集団について行くことにした。

すると、後ろからユウと、サバナクローのジャックさんも着いてきていた。