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アズール「………… もしかして、あの匂わせの弟発言も嘘ですか？」
フィリウス「あははー、ざんねーん。それはホント。」
そう言うと、アズール以外が全員驚愕した。
フィリウス「そんなに驚くかなぁ？
まあ確かに似てねぇけど。アルビノってあんだろ？あんな感じで俺は亜種だったんだよ。だから兄弟と似てねぇの。」
フロイド「………… 嘘だ、アズールが、…… フィルと兄弟……。」
なんでそんなに落ち込んでんだよお前は。
アズール「………… まて、お前、あの人達を殺したのって…… ！？」
フィリウス「ん？嘘だよ。殺したんじゃなくて、正確には社会的抹消。」
時空転送魔法で豚箱送りにしただけですよー。ほんと、人間も人魚も動物も、冷静さを欠くとまともな判断できないねぇ〜。
フィリウス「ってな訳で、改めて自己紹介しておくぞー？
フィリウス･アーシェングロット。アズールの正真正銘の弟だ。
今までのお淑やかぁな女々しい俺は忘れてくれ。」
アズール「待てこのバカ！
試したいだけなら、何でわざわざ僕の精神が不安定になるようなやり方をしたんですか！」
フィリウス「そりゃおめェ……」
俺はアズール頬にキスを落とす。
フィリウス「そっちの方がタノシイからに決まってんだろ？」
アズール「………… 〜〜ッ！！
お前のせいでどれだけ僕が醜態を晒したと思ってるんだ！！」
フィリウス「あいあい喚くなって。可愛いだけだぜェ？」
ぷりぷり怒るアズールの頭をわしゃわしゃと撫でてやる。
すると、アズールはさらに怒る。あははー、可愛いー。
エース「………… 何か、フィリウスの方が兄貴っぽく見えるのは、俺だけか？」
ユウ「…………うん、あの無邪気に人を振り回すあの感じ。アズール先輩の苦労人感。
フィルの方がお兄さんっぽい。迷惑かける方の。」
そこ聞こえてんぞっ。マジで言いたい放題だなぁ。
フロイド「……ねぇ、アズールばっかり可愛がってんじゃねぇよ。」
フィリウス「そういうと思ってたぜェ？ほら、
おめェも頑張ったな。ヨシヨシ。
ジェイド、お前も。アズールを支えてくれて、アリガトな。これからも頼むぜ。双子ちゃんっ。」
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年6月7日 12時
