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フィリウス「…… フィリウスと申します。
えっと、ハーツラビュルの先輩とお見受けしますが?」
すると、眼鏡の方が軽くご挨拶をしてくれた。
成程、トレイ先輩とケイト先輩……
ケイト先輩は私に興味があるらしく、ずっと質問ばかりしてくる。
トレイ先輩はそれを見ながら、少し呆れたようにため息を着く。
うむ、このお二人は中々仲が宜しいとみた。
エース「なぁ、フィリウスって勉強得意って聞いたんだけどさ。
良かったら次のテストの山教えてくんね?」
突然エースさんが私の隣に座り、ちょっと悪そうな笑顔で声をかけてきた。
フィリウス「…… えっと、そう言うのはアズールの方が得意って言うか。
私は予測するより、きちんと自分で理解を深めた方が役に立つと思いますよ?
教える事なら得意ですし。」
そう言うと、真面目だなぁ〜と言いながら頭の後ろで手を組むエースさん。
フィリウス「学生なんですから、寮で勉強会〜とかするといいですよ。
きっと楽しいですよ。」
トレイ「それは良いな。エースも、ちゃんと勉強した方がいいぞ。」
私とトレイ先輩が笑顔を向けると、エースさんは苦笑いをしながら話を逸らす。
皆、学生なのに勉強嫌いなんですかね。あんなに楽しいのに。
ジェイド「………… 嗚呼、こんな所にいたのですね。探しましたよ。」
突然ジェイドが声を掛けてきたかと思えば、いきなり私の身体を横抱きにする。
ジェイド「すみません。アズールが、今日も貴方に手伝って欲しいそうで、
申し訳ないのですが、無理矢理にでも連れてこいと言われてしまいました。」
言葉とは裏腹に全く悪びれる様子もなく、ニコニコしながら私を強制的に食卓の輪から引き離してしまった。
フィリウス「…… まだ手伝うなんて言ってないよ。
降ろして欲しいなぁ。」
ジェイド「困りました。そんな愛らしい顔で言われると心が揺らぎます。」
そう思うなら降ろしてよ。
そう思いながら、そのまま私は昨日と同じ場所に連れていかれた。
アズール「………… 嗚呼、お待ちしてましたよ、フィル。
実は、貴方の言った通り、昨日のメイドさん目当てのお客様が絶えなくて…… 。
また、お手伝いしては頂けませんか?」
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時