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グリム「って言うか、お前本当にオトコなのか？
全然見えないんだゾ？」
ああ、もう焦れったいな。
フィリウス「そこの君、手を貸して。」
先程から苦笑いばかりしている平凡そうな生徒に声をかけ、手を掴む。
そして、その手を自分の胸へと押し当てた。
フィリウス「ほら、硬いでしょ？私は男。
君らも確認したいなら、御自由にどうぞ。」
その瞬間、フロイドが変な声を上げながら私の身体を抱きあげた。
フロイド「何やってんだよ馬鹿なの！？何勝手に他人に触らせてんだよ！？」
フィリウス「…… え、じゃあ脱げばよかったですか？」
フロイド「そういう事じゃねえよ！！」
うう、何故かめちゃくちゃ怒られてしまった……
フィリウス「…… とにかく、もうこの話は終わり。二度とその話題を振らないでください。」
そう言うと、三人と毛玉はこくこくと頷いた。
エース「んじゃ、気を取り直して、 ……
俺はエース。この地味なのがユウ。」
デュース「僕はデュース。」
グリム「俺様はグリム様だゾっ。」
フィリウス「…… フィリウス･アレシーフェ･デ･コラール。
これは幼なじみのフロイド。」
フロイド「オレの自己紹介といいから。ていうかコイツら興味ねぇし。」
はぁ、ご挨拶くらいまともに出来るように躾直さなきゃ行けないなぁ。
フィリウス「お昼を奢ってくださるそうですが、そういうのは結構です。
別に、お礼を言われたくて魔法石を直した訳では無いですし。」
フロイド「それに〜、フィルはオレらと飯食うから、お前らはさっさと消えてくんね？」
フィリウス「……………… フロイド。」
あまりにもお口が悪いので、私は低い声で呟いた。
フロイドを含め、その場に居た人が静まり返る。
フィリウス「………… 貴方の自由気ままなその姿はとても素敵です。
ですが、最低限のマナーや礼儀が出来ない人は、私は大嫌いです。」
【大嫌い】という言葉に、フロイドはとても悲しそうな瞳をする。
そして、そっと私の指を掴む。
フロイド「………… ヤダ。嫌いになんないでよ。
分かんねぇし、そういうの。どうしたらオレのこと嫌いにならない？」
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
