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クルーウェル「よく来たな、仔犬。
材料ならそこに置いてあるぞ。」
フィリウス「あ、ありがとうございます。」
頂いたレシピ通りに、薬を調合していく。
それにしても、ホント変な事に巻き込まれたなぁ。別に私は悪くないんだけど……
そう思いながら、私は人間の身体に馴染む為の魔法薬を作りあげた。
クルーウェル「うむ、Good boy。素晴らしい出来だ。」
先生からのお墨付きを頂いたところで、早速飲んでみる。
ぉぇ、………… 良薬は口に苦し、って奴ですか……
まっず……
すると、今まで脚の方の感覚が鈍く、重い感じだったのが、自分の尾ヒレと変わらない感覚になる。
フィリウス「…… わあ！凄いっ！立てる！歩ける！」
自由に歩き回れる喜びに、私は教室を歩き回る。
これで、あまり人に迷惑をかけなくて済む……
クルーウェル「この薬は、脳からの信号を伝達しやすくする薬だ。
仔犬の場合、伝達が上手く働いていないことと、筋力の低下が原因で歩行が困難だったのだろう。
定期的にその薬を飲んでいれば、普段の生活に支障はなくなる。そのうち薬も要らなくなるだろう。」
成程、人間の体のメカニズムって不思議だなぁ。
フィリウス「ありがとうございます！
………… あの、一つお願いが。」
********
私は、ある物を持って、学園長の元へと向かっていた。
先程壊れてしまったシャンデリアの魔法石。
学園長が、機能が失われ、もう二度と光が灯ることがない。と言っていた。
でも、正確には、魔法石の核が損傷を受けた為機能を一時停止しているのです。
なので、錬金術で損傷する前の状態に戻しました。
だって、あのシャンデリアすごく綺麗で、撤去するにはもったいなかったんです。
フィリウス「…… 失礼します。」
学園長の元へと行くと、先程の生徒の退学手続きを進めていた。
クロウリー「おや、どうしましたか？」
フィリウス「………… お節介かもしれませんが、食堂のシャンデリアの魔法石、治しておきました。
なので、あの子達のことは、もう少しだけ大目に見てあげてください。」
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
