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フィリウス「アズール?どうしてそんなに怒ってるの?」
私が声を掛けても、何も言ってくれない。
フィリウス「………… あ、あのね。
さっきの授業で、綺麗な石ができたの。
そのまま渡すのもあれだったから、ネクタイピンにしてみたんだけど、良かったら…… 」
すると、アズールは突然私の身体を壁に押し付ける。
アズール「………… 先程から煩いですね。
随分とクルーウェル先生と親しげだったではありませんか?
あんなに嬉しそうにお礼を言ったりなんかして……」
そりゃ、目を掛けてくれたから。
あ、でも丁度いいや。
何故か怒っているアズールを他所に、私はアズールのネクタイにピンを付けてあげた。
フィリウス「わぁ、思った通り凄く似合ってる。
カッコイイよ、アズール。」
私が笑うと、アズールは何かを諦めたかのようにため息を着く。
アズール「…… 人が怒っているのに、貴方は本当にマイペースですね。」
フィリウス「それ、あげる。」
アズール「…… ええ、どうも。」
えへへ、貰ってくれた。嬉しい。
欲を言えば、もっと嬉しそうな顔をしてくれるとありがたいんだけどなぁ。
フィリウス「アズール、お腹空いた。
でも、少し歩くのが疲れました。」
アズールの首に腕を回しながら、少しだけ体重をかける。
すると、アズールはまたため息をついた。
そして、私の身体を横抱きにする。
アズール「食堂までご案内致しますよ。我が愛しのフィリウス様?」
フィリウス「えへへ。久しぶりのアズールの抱っこだ〜。」
態と無邪気に喜んでみせると、満更でもなさそうな顔をする。
ほんと。アズールって扱いやすいよね。そういう所がイイところなんだけど。
アズールは私を横抱きにしたまま、食堂へと運んでくれた。
******
フロイド「ちょっと、何堂々とイチャついてんの?
っていうか、アズールのネクタイに付いてるソレ、何?」
あからさまに不機嫌ですオーラ全開のフロイドが、アズールに喧嘩を売り始める。
アズール「フィルに貰ったんですよ。
僕の為に作ってくれたんです。似合ってる、カッコイイとまで言ってもらいましたよ?」
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時