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やることがなくなってしまった私は、余った材料を使って何かを作ろうと思っていた。
うーん、適当に、適量を、………………
必要なものを全て小皿に分けて、それを同時に鍋の中に入れる。
その瞬間、鍋の中がいきなり光出した。
わっ、失敗したかな?
そう思った矢先、小さな破裂音と共に辺りに刺激臭がする。
うん、ヤバい匂いだけど。多分完成したわ。
煙が納まったところで、中身を取り出す。
わぁ……………… 綺麗な石。
これ、アズールにあげたら喜ぶかな?
でも、このまま渡すのもなぁ。
そうだ、アクセサリーみたいなのに加工しよう。そうしよう。
やっぱり、何かを作るって楽しいなぁ……
そんなことを考えているうちに、ネクタイピンが完成した。
ふふ、喜んでくれると嬉しいなぁ。
あれ、でもこれフロイドに見られたら面倒なことに…… ?
そうするとジェイドの分も…………
まだ時間ありそうだし、二人の分も作ってしまおう。
*******
クルーウェル「ステイ。今日はここまでだ。習ったことを忘れるなよ、仔犬ども。」
周りがぞろぞろと移動する中、私は大人しく教室でアズールを待つ。
すると、クルーウェル先生がある紙を渡して来た。
フィリウス「………… コレ、何ですか?」
クルーウェル「一番お利口だったお前にご褒美だ。
人間の身体に馴染む為の魔法薬のレシピだ。
材料はこの教室にあるもので足りる。いつでも作りに来るといい。」
そうか。私がちゃんと歩けないのを知って、態々……
フィリウス「ありがとうございます!」
私はクルーウェル先生に笑顔でお礼を言うと、先生はどこか嬉しそうに微笑んでいた。
すると、アズールが教室へ迎えに来た。
フィリウス「クルーウェル先生、近いうちに、よろしくお願いします!」
そう言うと、先生はカッコよくウィンクをしてくれた。
アズール「………… 行きますよ。」
アズールは私の手を取り、まるでクルーウェル先生と私を引き離すかのように歩き出した。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時