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手を貸してくれた生徒に導かれた場所は、明らかに教室とは無縁の場所だった。






人気がなく、何だか薄暗い…………





すると、突然その生徒は私の身体を地面に押し倒してきた。







そして、私が動けないように腕を拘束する。







ハーツ寮生「…… へっ、男子校って聞いてたのに、まさか女が居るなんてな。




ちょっとは楽しませてくれよ………… っ!!」





不敵に笑うその人は、私の制服に手をかける。














待て待て待て、私はれっきとした男だぞ。こんなにつるぺたなのになぜ気が付かんのだこの阿呆は!?



フィリウス「巫山戯るなっ、わたしは男だっ、!」



まるで私の声が届いていないかのように、服を剥ぎ取っていくそいつは、段々と息を荒くし、理性を失った獣のように興奮していた。









これ、かなり拙い…………





逃げたいけど、まともに歩けない私が、此奴から逃れることなんてできるのだろうか?






無理ですね。終わった。私の人生。






なんて、こんな状況は許し難い!!












一か八か、ここは賭けるしかない………… っ!!







私は大きく息を吸って、甲高い周波数の音を出した。











【海の住人】なら、この周波数で気付いてくれるはず…… !!







ヘルプミー誰かっ!!





胸元のリボンに手をかけられた瞬間、ドタドタと大きな足音がこちらに近づいてきた。










そこには、見慣れた三つの顔が鬼の形相でこちらに全力で走ってくる地獄絵図だった。






その足音に気がついた生徒は振り向き、恐怖のあまり叫んでいた。







フロイドが生徒の首を絞めあげ、ジェイドは指の骨をバキバキと鳴らし、アズールは私の身体を抱きしめ安否確認をする。





フロイド「テメェ………… フィルに気安く触ってんじゃねえよオレに締められてぇんだなぁ?あぁ?!」



ちょっと、殺しそうな勢いなんですけど!?



フィリウス「駄目!殺しちゃダメだからねっ!?



ジェイドも早くフロイドを止めてよ!何真っ黒な笑顔晒してんの!?」




アズール「………… 服は乱れていますが、直接は触られていないようですね。




フロイド、気絶するまで締めて差しあげなさい。」

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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時

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