私、７人兄弟の長女です！【stpr】

#にじゅうろーく ページ27

【you.side】




「姉ちゃんひま」




そう言ってソファでゆっくり雑誌を読んでいた私に後ろから抱きついてきたさとみ






『姉ちゃんひまじゃない』




「姉ちゃんはひまじゃなくても俺はひまなの。だからかまって」





なんだその理論は





まぁ可愛いから許すけど…((出たブラコン





仕方なく雑誌を閉じてさとみをソファに座らした





じっくり弟達の顔見たことなかったからこうして見るとやっぱイケメンだわうちの子





「照れる」




『なんで心の声聞こえてんの』




少しの沈黙が家に流れるとさとみは急に私の膝に頭をのせた





特徴的な桃色の髪がふわふわと膝に擦れてくすぐったい






「やっぱここが一番落ち着くんだわ」






そう言って私の下から見つめてくるさとみ





『下カメだからぶっさいくにうつってるでしょ』





私がそう言うとさとみはくすっと笑った





そしていきなり私の頬をつまんできた





『痛いんですけど』






「俺の中の姉ちゃんはどんな顔してても綺麗だよ」






え、何この子





イケメンに育ち過ぎじゃない？((






「このまま寝ていい？」





『え、良いけど…』






私がそう返事をするとさとみは嬉しそうに頬を緩ませて目を閉じた






『綺麗な肌してんな…』(((((







ーーーーー
その頃の三男を除いた弟たち





「はぁ〜、お姉ちゃんとさとみくん一緒にして大丈夫かなぁ…」




「なーくん心配し過ぎだって！さすがに実の姉には手出さないでしょ」





「いや僕なら出すよ」




「え」




「ころ兄気持ち悪いです」

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