私、７人兄弟の長女です！【stpr】

#にじゅうにー ページ23

【you．side】



担任の先生やらに挨拶をしてるぅちゃんの教室に行くともういなかった





「ジェルくんとこかな？」




『行ってみよっか！』




ななと一緒に３年生の階に向かっていると急に女の子の叫び声が聞こえた





反射的に体が動いて廊下を走ると





今にもジェルに掴みかかりそうなクラスの男の子が。





『何してんのあんたら！！』





思わず教室に飛び込んで割り込んでしまった




るぅちゃんとジェルが驚いた顔で私を見た




『もう帰ろっか！』





私はそう言ってジェルの背中をぽんと叩いた





少し歩いてから私は気付かれないように教室に戻った





「え、お姉さん！？」




女の子達が騒ぐ中、私は真っ先に江口くんのとこに向かった





「あっ、どうしたんですか！？」




そう言う江口くんの肩を掴んで彼にしか聞こえない声で私は囁いた







『うちの弟とこれからも仲良くしてやってね』






「…！？」





すっと彼から顔を離して私はクラスの子達に頭を下げた






『お騒がせして申し訳ありませんでした。もし良ければこれからもジェルとるぅちゃんと仲良くしてやってください』







それだけ言って私は教室を出た





スッキリしたなぁ((






ーーーーー
(その後)



「みんなおはよ〜…」




「ジェルくん！お姉ちゃんイケメンだね！」




「は？」





「惚れちゃいそう！！」





「紹介して！！」





「今度遊びに行っていい！？」






同性からもモテ始める姉






最強か？((

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