柱最強の雨柱は剣士達の溺愛を受ける

捌ノ話 ページ9

これから遊廓編に入ります。
言葉遣い等気を付けてはいますが多分、絶対どこか間違える気がするので優しくご指摘お願いします

―――

富「この娘を売りたいのだが」

内儀「まァー！！綺麗な子じゃない。これはすぐ花魁まで上り詰めるわね」


私が花魁になれるなら吉原遊廓の子皆花魁になれると思うけど。

大事な作法や、言葉遣いは昔師匠に叩き込まれた。今思えば絶対この為だろう。
遊廓は若くて美味い女の肉が沢山集まるから鬼もその分集まる、潜入も多い場所だし、基本潜入を任されるのは女だから。


楼主「是非とも買わせてくれ」

富「感謝する」


義勇さんの作り笑に内儀さんが胸きゅんしてるよ、義勇さんの笑顔の破壊力はこんなもんじゃないからな！！


富「毎日様子を見に来るから、閉店後の一時間時間をとってもらう約束をしといた方がいい」

『わかりました、任務頑張りましょう』

富「ああ。お前の方が苦労するだろうが出来るだけ助力する」


さらっと格好いいことを言って去っていく義勇さん。背中がかっこいいと言いたいところだけど、無理に隠した刀のせいで少し歩きにくそうなのが可愛い。


『これからお世話になりんす。わっちの名は逢宮Aと申しんす』


偽名を名乗るのってなんかすごく気持ちが悪い。自分の名前好きだから……その分


楼主「普通は下積みからだけど、お前は顔がいいし言葉遣い、作法もなっているから。今日花魁のそばに着き覚え、明日から接客してみるといい」

内儀「店の為に確り働いてちょうだい？そうね…名前は涙華にしましょう。いいかしら？」

『……ようざんす。後、お願いがありんす。先程の売り手様と会う時間を終わり一時間頂きとうござりんす』

内儀「構わないわ」


よし、取り敢えず第一段階クリア。
花魁になれるとも言われてるんだから出世は秒。花魁だって早けりゃ二週間くらいでなれるだろう。多分、きっと。


『あ"あ"疲れた……』

富「一日目無事終了だな。明日から働けるなら花魁にはすぐなれるか…心配なさそうだな。Aだし」

『多分鬼は花魁くらいの高い位に着いてると思います。花魁になったら花魁道中でその鬼とコンタクトを取れるので』

富「そうなったら」

富ト貴「『俺／私達の勝ちだ』」

富「取り敢えず今日は休んだ方がいい。寮を使うか？」

『はい、そっちの方が情報も入ってくると思うので』


義勇さんが店から帰り、私も床に着いた。

遊女となると言葉遣いから仕草まで神経使うから非常に面倒臭い。

でも、義勇さんが目に見えて疲れるくらい頑張ってんだから。私もそんなこと言ってらんないな。

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