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弐拾壱ノ話 ページ23






人間が鬼を押さえつけている、控えめに言って馬鹿やってる。

無一郎が人間を引き離そうとしてるけど、相手が大男なのに対して無一郎が非力なためビクとも動かない。
くっそ、なんだよあいつ。

刀を向けたら脅迫罪になり、鬼殺隊が動けなくなる可能性が高いから絶対やっちゃいけないし。


時「A!!何見てんの?手伝ってよ」

『ああ、ごめん。任せて』


大男を無一郎とタイミングを合わせ、思い切り蹴り上げる。
見事宙に舞った大男は、屋根の上に乗った。

その間に鬼は捕まえましたよ、無事にね。

何をしていたのか、大男に聞こうとしたが。なぜか猛ダッシュで走り去っていく。
案外早いなあいつ。


『あのデカいの追ってくる』

時「わかった、この鬼はどっかで切っとくから。町人の前だと流石に通報される」

『任せたよ』

時「そっちもね」


数百メートル先にいる大男。
数百メートルは、私なら一歩で行けると言うことも知らずに安心した様子だ。

ばっかみたい、鬼殺隊舐めんじゃねぇ。


『おい待てそこの大男!』

大男「逃げてんのに待つ訳ねぇだろ!!!」

『は?鬼殺隊が待てって言ってるんだよ!?待ちなよ!!お前何やったんだよ!?』

大男「俺は!!万引きしたのがバレて!!あの変な人間に追われてんだと思ったから!!はっ倒しただけだ!!」

『あ"?お前バカだろ』

大男「あ……」


ゆっくりとスピードを緩め、止まった大男の両腕を後ろに回し拘束すると警察まで持っていった。

私の1.5倍ほどありそうなでかさで。縦も横も。
なぜ万引きを働いたのかとか色々聞き出したかったけど、無一郎と鬼の行方が気になったんで急いでその場を離れた。


時「大男捕まえた?」

『ん、鬼も処理した?』

時「烏から、入隊試験の時の鬼に足すから殺すなって言われた。から、癸に連れてかせた」

『あー、藤の森とか懐かしいわ。入隊試験超簡単だった…二週間後に柱なったし』

時「まーね。荷物どうすんの」

『捨てちゃったしも一回買い行くよ』


こいつは文句しか言わねぇ…十分承知の上だったけど。
最初の買い物より2倍の量になった荷物を持って、私の屋敷に帰り着くと天元さんが立っていた。


『天元さん……もう大丈夫なんですか?』

宇「ああ、まぁ柱は辞めるけどな!こんなんじゃ戦えねぇし」

『でもまぁ働いてもらいますよ』

宇「ひでぇなぁ、俺は慰めてやったのに」


冗談じゃなくて、本当に辛そうな顔をしてたから。
ついね、つい。

無一郎に荷物を押し付けて、天元さんの手を取り外に走った。

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冨岡義勇が大好きな人 - すみません。冨岡さんルートの先のストーリーがURLでの移動ができません。これはどうしたらいいのか教えてください。 (2020年3月5日 0時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド・アリス - ぐぁんばれぇぇぇ((おい敬語だろ  すいませんでした (2020年2月16日 13時) (レス) id: 8a3a604a3a (このIDを非表示/違反報告)
かりんとうまんじゅう - いつも楽しみに読ませていただいてます!これからも頑張って下さいね! (2020年1月7日 22時) (レス) id: 5b8fccba8f (このIDを非表示/違反報告)
むい。(プロフ) - ムニエルさん» あ、はい。よくやるんですよね全く。ありがとうございます (2020年1月3日 9時) (レス) id: 830124773a (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル - す、すいません義勇さんの冨が誤字ってます (2020年1月3日 4時) (レス) id: 12d65f590d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:24suganoya | 作成日時:2019年8月4日 23時

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