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#6 お姫様抱っこ ページ7

「うちは男所帯でこんな夜中に女子(おなご)
連れて帰ったら父上はともかく、千寿郎は多分、
卒倒するだろうからなぁ。うーむ」

彼は腕組み字で考えこんでいた。
そしてぱんっと手をあわせると、

「そうだ!!俺に心当たりがある!
とりあえず、そこに行こう!!」

そして彼はきわめて自然に都希に右手を
差し出してくれた。

(ええと、手につかまれってこと?
でも恥ずかしくてそんなこと
できないよ…どうしよう……)

都希は男の人にそんなことされたのは
生まれて初めてで戸惑っていた。
そしてやっと出た言葉は、

「あの…煉獄さん、
お気持ちはありがたいんですけど……」

「ん?」

「腰が抜けてて、立てません!!」

「なんだ、そういうことか!
それなら俺に任せろ!!」

てっきり呆れられると思ったが
帰って来たのは力強い返事だった。

そう彼が言うと、都希の視界が
ぐるんっと回転した。

「えっ、えっ、えええーー!!」

彼は都希を横抱きに抱えていた。
ようするに……
お姫様抱っこである。

(キャー、近い近い近ーーい!!
心臓が爆発しちゃう!!
人生初のお姫様抱っこなのに
状況が把握できなーい!!)

「ちょ、ちょ、ちょっと煉獄さん!
おろしてください!!」

「腰が抜けて歩けないんだろう?
それならこうやって運ぶのが早い!」

「いえ、いえ、私、重いですからー!!」

おろしてもらおうともがいてみるけど
びくともしない。

「いや、全然。もう少し飯を食った方が
いいぞ?」

「ご飯も食べてるし、スイーツ…じゃなくて
甘味も大好きで食べすぎてるんですー!」

「だから軽いって。とにかく、飛ばすから
大人しくしてるんだな!」

「飛ばすって、どういう……」

ことですか、都希は訊こうとしたのだが、
その言葉は彼女の悲鳴でかき消された。

彼が都希をお姫様だっこしたまま、
風を切って全力疾走したのである。

「きゃあああああ!!」

夜の闇に都希の悲鳴だけが響いていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんか都希ちゃん、悲鳴あげてばっかり(^^;
いいじゃん、お姫様抱っこ(〃ω〃)
毎日頑張って更新しますので
よろしくお願いします。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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なな - 読んでて、とても楽しかったです。素敵な小説ありがとう^^ (2021年10月8日 0時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - 詩苑さん» すみません。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
詩苑(プロフ) - 名前変更ないなら設定タグの夢小説設定しないで。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: 5eb696a47c (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - こんにちは。読んでくださり、ありがとうございます。実は女の子の名前にはタイトルに関係ある意味があります。ですから名前は固定なんです。普通の小説として読んでくださるとありがたいです。本当にすみません。 (2021年9月7日 7時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
刹琉夜(プロフ) - 名前変換ができない (2021年9月7日 6時) (レス) id: 32f3210099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12668956598.html  
作成日時:2021年3月17日 20時

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