#5 カワイイひと ページ6
「そういえば君は変わった格好を
しているな」
「キメツ学園の高等部の制服なんですけど
私は可愛いと思ってます」
「?キメツ学園??
本当に変わったことを言うんだな」
彼はおもむろに彼女の目線に合わせて、
片膝をついて、しゃがんでくれた。
「そんな!しゃがまないでください!
膝が汚れます!」
彼女は彼を制止する。
しかし彼は笑顔で、
「気にしなくていい。
人と話す時は目線を合わせるのが礼儀だ。
そういえば、まだ名乗ってなかったな」
「俺は煉獄杏寿郎だ」
「煉獄さん?一回聞いたら忘れないお名前てすね。
きょうじゅろうさんのきょうは
京都のきょうですか?」
「
中国ではこの字で
呼ぶそうだ。じゅはことぶき、それにろうだ」
「わかりやすい説明ありがとうございます。
なんか先生に説明されてるみたい。
「あぷりこっと?」
(目を見開いて、まるで小鳥のように
小首を傾げる煉獄さんを
大っっ変、失礼だけど、
カワイイと思ってしまった……)
(ごめんなさいぃっ!!)
「あなたのお名前の字の
実もおいしいけど、花も綺麗なんですよね。
私は好きです」
「好き?」
彼は驚いたように目をぱちぱちさせる。
「いえっ、あのっ!
彼女はいきなり告白したみたいになったので
慌てて訂正した。
動揺を隠せず、真っ赤になって
あわあわしていたので
なんかモロバレだけど、
彼は気にしてないようだ。
とりあえず気を取り直して
自己紹介をした。
「私は
「大きい野?」
「いえ、桜の野です」
「なるほど!桜の花は桜花とも
言うからな!!」
「はい。桜の野の都(みやこ)の
希望の希です」
「都希か!うむ!いい名だな!!
やっと自己紹介が終わったな!
要するに君は鬼のいない令和というところから
来た!」
「はい」
「そして帰る手立てはない!」
「そうなんです」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やっとお互いに名乗れましたね(^^;
頑張って毎日更新しますので
よろしくお願いしますm(__)m
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なな - 読んでて、とても楽しかったです。素敵な小説ありがとう^^ (2021年10月8日 0時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - 詩苑さん» すみません。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
詩苑(プロフ) - 名前変更ないなら設定タグの夢小説設定しないで。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: 5eb696a47c (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - こんにちは。読んでくださり、ありがとうございます。実は女の子の名前にはタイトルに関係ある意味があります。ですから名前は固定なんです。普通の小説として読んでくださるとありがたいです。本当にすみません。 (2021年9月7日 7時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
刹琉夜(プロフ) - 名前変換ができない (2021年9月7日 6時) (レス) id: 32f3210099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12668956598.html
作成日時:2021年3月17日 20時