55 深澤side ページ5
〜河原
目黒：てか、話ってなに？笑そろそろ本題入ってよ笑
そう言われ俺は少し口ごもる…それに気づいたのか阿
部ちゃんが助けるように話し出した
阿部：ごめん…俺らめめと宮舘先生の話聞こえちゃって…聞いたのは康二なんだけど…
そう言うとめめはその表情を変えずじっと川を見つめていた
深澤：お前が言ってくれるまで待とうと思ってた…
でも、いつまで経っても言ってくれねーし
一緒に過ごせる時間も少しずつ無くなっていくのにさ
目黒：…
阿部：俺ら友達だろ…なんで言ってくれなかったんだよ。留学の夢があることも、夏休みのことだって…
目黒：ごめん…
深澤：ごめんじゃねぇよ…。康二は…めめから言ってくれるまでは俺は信じない言って来なかった
目黒：…俺さ。正直言うと3人が羨ましかった
なにかに夢中になって、やりたい事があって…
今までの俺にはそーゆーのなかったからさ
そう言って何故か安心したように話し出すめめ
目黒：でも、見つけられたんだ…。俺もみんなみたいに夢中になれるものを…。でも、その為には色んなものを諦めなきゃいけなくて…
めめはすごく悲しそうな顔をした
誰のことを思っているかなんて言わなくても…俺には…
目黒：怖かったんだ…。みんなには直前まで黙ってるつもりでいた。俺は残された時間を今までと同じように過ごしたかったから…でも、、傷つけたならごめん。
そうやって謝るめめはいつもクールで済ましてるめめ
からは想像出来ないほど弱々しくて…
未来への不安と1人戦ってたんだろう
それに俺らは気づく事が出来なかった
深澤：…なにを諦めんだよ…お前がどこ行ったって友達は友達だろうがっ。だいたい…友達だけじゃない。アメリカ行くからって諦めなきゃいけないもんなんて何一つねぇだろっ！
阿部：ちょ、ふっか…
そうだ…めめが何を諦めようとしてるかなんて
聞かなくてもわかる
お前Aちゃんの事このまま終わらせるつもりなんだろ？
そんな事…させたくない…
Aちゃんには、2人には幸せになって欲しい…
そうじゃないと、あの時飲み込んだ俺の言葉は
深澤：なんだったんだよ…
阿部：ふっか…？
めめはずっとうつむいている
深澤：諦めんな…1人で抱え込むな
阿部：そうだよ。俺らの仲だろ笑
目黒：…泣
この時初めてめめが俺らに心を開いてくれた気がした
目黒：…ありがとう
めめは不器用だけどすごく優しいヤツだ
そんなお前だから…応援しようと思えるんだと思う
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「目黒蓮」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
amn(プロフ) - 番外編のリクエスト！ありがとうございます！番外編書いてみたのでどうぞ読んでみてください笑 (2020年7月1日 1時) (
レス) id: 792676874f (このIDを非表示/違反報告)
pqef79jn7en306g(プロフ) - 番外編見たいです！ (2020年6月15日 1時) (レス) id: 57539d1eef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amn | 作成日時：2020年6月11日 17時
