61 深澤side ページ11
それから他愛もない話をしながらAちゃんを家まで送った
送り届けるまでに何度この子の事を可愛いと思っただろう
俺はやっぱりこの子が好きだ…
伝えたことに後悔はない
入学してから今まで…見ているだけだった彼女が
今隣で笑っている
それだけで俺からしたら幸せなんだ…
Aちゃん…俺は少しでも君に勇気を与えられたかな
俺の気持ちを少しでも嬉しいと思ってくれたかな…
A：もう家すぐそこだからっ遠いのにごめんね、
そう言って少し気まづそうに笑うAちゃん
ああ、俺って振られたのか…笑
今更思い知る
深澤：全然いいよ！じゃあ、、また！笑
そう言って逃げるように彼女に背を向け歩き出す
A：深澤くんっ！！
名前を呼ばれて振り返ると…
A：好きになってくれてっ…！ありがとう！！
少し涙ぐんだその目と必死なAちゃんの顔
A：私…頑張るねっ！！
そう言ってさっきのように空に向けて
小さな拳を突き上げるAちゃん
深澤：おうっ！！！！
彼女に答えるように俺も拳を上にあげた
そしてまた彼女に背を向け歩き出す
やっぱり
Aちゃんはめめに気持ちを伝えるべきだ
俺の恋は片想いで終わったけど…なんだろう
Aちゃんのさっきの顔を思い出す
A：(好きになってくれてっ…！ありがとう！！)
深澤：ふっ笑ありがとう…か…。
不思議と心が暖かい…
もし俺とAちゃんが気持ちが通じあった2人だった
なら今よりも心が暖かくなるんだろうか…
きっと俺の今の気持ちよりも幸せなんだろう
深澤：はあ…笑
2人がこの先どおなっても今の俺なら
祝福出来るような気がした
ティロンッ
〜LINE
阿部 送信 ：おつかれっ！
スタンプ(頭をヨシヨシするウサギ)
〜
深澤：阿部ちゃん…笑 タイミングよすぎだろっ
〜LINE
深澤 送信：おう笑 頑張ってきたわ笑
阿部 送信：康二がびっくりしてたよ笑
ふっかがAちゃん追いかけて行ったから笑
〜
そういえば…康二くらいだろうな
俺の気持ちに気づいてなかったの…笑
〜LINE
深澤 送信：そうか笑
阿部 送信：明日学食で唐揚げラーメン奢ってやる笑
じゃあなっ、おやすみ！
〜
深澤：いらねーよ笑
俺の片想いは終わったけれど
きっとこの結末になることが分かっていても
もう一度Aちゃんと出会ったら
好きになる事を選んでしまうと思う
それくらい俺は…Aちゃんの事が…
深澤：好きだったな…
涙がこぼれないようにその日の帰り道は
なるべく下を向かないように帰った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「目黒蓮」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
amn(プロフ) - 番外編のリクエスト！ありがとうございます！番外編書いてみたのでどうぞ読んでみてください笑 (2020年7月1日 1時) (
レス) id: 792676874f (このIDを非表示/違反報告)
pqef79jn7en306g(プロフ) - 番外編見たいです！ (2020年6月15日 1時) (レス) id: 57539d1eef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amn | 作成日時：2020年6月11日 17時
