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七海：だってなによっ!!
七海が私を見て、なにかに耐えるように泣いていた
A：七海…
七海：今日自分が放った弓矢…見もしなかったよね？
A：…
七海は気づいてたんだ…私があの時
どうでもいい。
そう思いながら弓矢を放ったことに
七海：何があったのかは知らないけど…。Aはいっつもそう…。自分の気持ちからも他の人が向けてくれるその気持ちからも！ずっと逃げ出してるよね！！
A：わたし…七海：Aはずるいよっ！！
A：…
七海：人を傷つけたくないなんて言い訳して、結局自分が傷つきたくないだけじゃない！
翔太は…ずっと…そんなAの事をずっと…心配して…出番の直前までAのこと探してたんだよ？！
A：探してたって…
七海：何かあったんだろう…って、心配だからって…
いつもの翔太なら優勝出来てた…。
翔太に頼まれたの…Aのこと頼むって…
俺じゃAは気を使うだろうからって…泣
七海はそう言いながらずっと泣いていた
翔太…？
七海…もしかして…
A：なな…翔太の事…
七海：…
七海はそう言うと目を逸らしてうつむいた
最低だ…私今まで…
七海：A…私はずっと自分の気持ちを隠して後悔した…。Aは…？それでいいの？
あの日なんかあったんでしょ？
A：…もういいの
七海：よくないよ…Aがそんなんじゃ、私も翔太もいつまで経っても前に進めない…
A：だって…
七海：Aには後悔してほしくないの
A：もういいの！！蓮くんは3年生になったらいなくなっちゃうんだって…
七海：え…？
A：あの日告白はされた…でも、付き合えないって、留学…するって
七海：…
A：こんな事なら…振られた方が…
七海：なにそれっ…気持ちを伝えられるってだけで、Aは恵まれてるとは思わないの？！
気持ちを伝えられるだけで…？
七海：もういいよ…だったら好きにすればいい
でもさ。A…自分だけが辛いんじゃないんだからね
そう言って七海は行ってしまった
あそこまで怒った七海を見たのは初めてで
こんな風に言い合いをしたのだって初めてだった
A：…最低だ…
きっと七海はずっと翔太が好きだったんだ…
私が翔太と付き合っていた時
七海はどんな気持ちだったんだろう…
(自分だけが辛いんじゃないんだからね)
七海の言葉が脳裏によぎる…
A：私自分のことばっかり…
それからまっすぐ家に帰るのが嫌で
フラフラと歩いていると
家の近くの公園に着いていた…
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amn(プロフ) - 番外編のリクエスト！ありがとうございます！番外編書いてみたのでどうぞ読んでみてください笑 (2020年7月1日 1時) (
レス) id: 792676874f (このIDを非表示/違反報告)
pqef79jn7en306g(プロフ) - 番外編見たいです！ (2020年6月15日 1時) (レス) id: 57539d1eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amn | 作成日時：2020年6月11日 17時
