3年A組人質クラス3 (ページ21)

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人質１２０名ページ21

茅野｢澪奈が自殺した日会ってたのは私なの

下駄箱で澪奈を待って、話があるっていつも二人で行くビルに行ったの｣

【回想】

茅野｢どうしてもここで謝りたくて｣

景山｢もういいよ｣

茅野｢良くない
私は庇うどころか、みんなと一緒になって澪奈を…
手紙をもらって最初は私と澪奈じゃ釣り合わないんだって思ったけど、でもそう言うことじゃないんだって

プロレスの話だって、楽しそうに聞いてくれたし
あれはきっと澪奈が私に出してくれた((Prrrrrrrr

茅野｢ｻｲｱｸ…ごめん｣

ｶﾞﾁｬ

茅野が携帯を出したタイミングで米山が屋上に上がってくる
『ｱｯおじゃまんもす』

いつもなら誰がいようと気にせずに機械室の上に向かうの米山だが今日は景山の顔を見て固まった

景山は酷く怯えた顔をしていた

後ろに下がり、やめて．と小さい声で言う

景山｢なんでそんな事言うの！なんで私を責めるの！｣

茅野｢澪奈？｣

景山｢わかってる。さくらは味方だって
でもダメなの…皆が敵に見えて…そんなふうに思う自分が嫌で…たまらなく嫌で…だからもう…無理なんだ｣

それを聞いて茅野も米山も景山がこれから何をするのかを察し、動き出した

そして、後ろへ倒れる景山の腕を必死に掴んだ

景山｢離して！｣

茅野｢離せるわけ無いでしょ！｣

景山｢苦しいの…もう限界なの…このままだと壊れちゃう…だからお願い…｣

『澪奈……』

景山｢…楽にさせて｣

景山の頬に2人の涙が流れる

そして茅野、米山の手から景山の手が離れた

【回想終了】

茅野｢私はこの手を離した
だから澪奈を((逢沢｢それは違う!!自分を責めんなよ｣

茅野｢先生もそう言ってくれた｣

茅野｢いま先生がやろうとしてることは澪奈が飛び下りた原因を解き明かすことで、手を離した私達の気持ちとは別のこと
先生はそれで私の気持ちが晴れると思ってるかもしれないけど私の罪は消えない｣

へぇ。茅野ちゃんそんなふうに思ってるんだ

なんて、監視カメラ越しだからあっちには声が届かないけど