3年A組人質クラス3 (ページ3)

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人質１００名ページ3

『入院してから2週間後に種子骨を取り出す手術をした…手術が終わって三日後お母さんが急に来た。
家にあったはずのバドミントン用品を全て私の目の前に並べて、ラケットは全て壊された。シャトルは羽を全て抜かれ、シューズは使えないようにカッターで切り刻まれ、ユニフォームはビリビリに破かれた

手術後で歩くことも出来ない私はただ目の前の光景にただ泣き叫ぶことしか出来なかった』

諏訪｢正臣は？｣

『正臣ｸﾝはベルムズが忙しい日以外は病室にいてくれたよ…ただお母さんが来た日はたまたま正臣ｸﾝ来ない日だった

そしてお母さんは全てを壊し終わったあと【あなたにバドミントンは必要ない。これ以上私を困らせないで】って言って出て行った』

『私の家はお母さんが絶対！っていう家だからお母さんがバドミントンをやめろって言ったらやめるしかない…
2番目のお兄ちゃんが野球をしててお母さんにやめろって言われてもこっそり続けてたんだけど道具を見つけると、ボールに穴を開けられ、バッドはボコボコ。ユニフォームは何回買っても干してる最中になくなる
そしてやめるまで仕事をほっぽって毎日毎日お兄ちゃんを怒鳴りつけ、自分が悪いと洗脳して行くところを見てたから続けられないってわかってたんだよね』

『退院してから全校集会でバドミントン世界大会2位の表彰をされた
昨日の音声はそれ。映像もあるんでしょ？車椅子の私のやつ

それから私は真面目に勉強をして、何もしていないとバドミントンのことばっかり考えちゃうからカメラや絵を描いてバドミントンのことを考えないようにした』

『で、自傷行為をした』

甲斐｢リスカか？｣

『いや。ピアスと髪染めとODくらい
元々中学はなんでもOKだったから髪の毛を真っ赤に染めて、ピアスを開けまくった
全部自分で開けてるの…軟骨も舌ピもラブレットもリスピも全部

習い事の先生には文句を言われたし、お父さんもお母さんも帰ってきてガチギレしてたけど聞き流してやめなかった』

兵頭｢バドミントンもやめなければ良かったじゃね？｣

『手術してからなかなか飛んだり走った出来なくって、こっそり買ったバドミントン用品は全て捨てられ、ネチネチとお母さんからしつこい電話が続いたらもうメンタルボロボロにっちゃってさ』

『バドミントンが嫌いになっちゃったんだ』