【 センラ 】 校 則 違 反 。

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「 ………それに、先生だって何か俺に隠してることあるんじゃないですか？ 」


全て見透かしたような目で。何を考えているのか分からないような目で。じっ と私を見つめてくるセンラくん。言い返したいのに言い返せなくて。嘘を吐いたらバレるような気がして。

「 何も、無いよ 」

そう言えば ふうん と。信じてなさそうな声を出すセンラくん。…………ああ、やっぱり苦手だ。何を考えているのか分からないセンラくんが。ちょっとしたことで、何かを見破りそうなセンラくんが。


「 嘘、ですよね？ 」
「 ……嘘じゃないよ 」

「 嘘、先生気付いてないかもやけど、嘘吐く時いつも髪の毛触るもん 」


センラくんに言われて、髪の毛を触っていたことに気付く。でも今気付いてももう遅く、今更触るのやめたところで意味が無い。暫くの沈黙、口を開いたのはセンラくんから。


「 やから言ったやないですか、一年前から好きやった って 」

この1年間、ずっと先生のこと見てたんですよ と。そう付け足すセンラくん。今までそんなの指摘されなかったのに。本当に見てたんだな と感じる。


「 ………で？ 」
「 え？ 」
「 何隠してるんですか？ 」

じっ と。またセンラくんに見つめられる。身動きがとれない、逃げられない。そう感じさせるような視線で。必死に言葉を探す。慎重に、一つ一つ。



「 ……別に、センラくんにはあまり関係の無いこと、だよ 」


ああ、これで合っていたのだろうか。そもそも、私はなんでこんな生徒に惑わされているのだろうか。センラくんの視線が、私をずっと捉えて、離さない。逃げられない。


「 ……なら、質問変えますね 」

「 ______________ なんで煙草吸ってるん？ 」


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ま、又々非公開のまま公開してました…；
余計な通知を増やしてしまって申し訳ございません…！；；

これがボケと呼ばれるものなのか…(？)


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