今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:25,573 hit
小|中|大
* ページ33
そして、待ちに待った海! できる限りおしゃれして、君に可愛いって言ってもらいたくて。
待ち合わせ場所に行けば、言ってほしいことを素直に言ってくれるから。
君が褒めてくれるなら。君が笑ってくれるなら。若干軽くなったお財布なんて、気にしなくなる。
「今日のAいつもより可愛いやん!」
ありがとう、って私も笑って。手を繋いで、電車に乗って。海が、どんどん近くなる。
気づいたら目の前には真っ青な世界が広がっていて。
「世界ってほんとに丸いんやなぁ」
そんな当たり前のことをこれ以上ないくらいに嬉しそうに言うるすくんが、やっぱりだいすき。
私たちは笑い合いながら、広くて深い海に、思い切りダイブした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
31人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:高瀬その | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8ef4f72c271/
作成日時:2018年6月26日 21時