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「え。オガちゃんとうとう彼女できたの？」
「ふは、残念。おれの彼女じゃないんだなあ」
店員の女の子と親しげに話す小笠原くん。
知り合いだったのか。少し驚いた。
小笠原だからオガちゃんなんだね。ようやく納得して、アイスティーを啜りながら彼らの話に耳を傾ける。
「じゃあ誰？」
「さあ、誰でしょう」
「え、私も知ってるの？ 村田？ あ、まさか船津？」
「なわけ。拓弥の彼女です」
「っあ、え、草川？ まじで？」
「拓弥が自分から告白して、一緒に浴衣で花火大会に出掛けて、軽く話してただけの俺にまで嫉妬しちゃうような彼女ちゃん」
「はあ〜！ あの草川が！初めまして〜！」
「は、はじめまして……？」
小笠原くんの説明は、間違っちゃいないけどちょっと違う。
戸惑う私に、彼女は中学の時のクラスメイトなんだと説明してくれた。
なんでもこの店は、彼女の父親が経営してるところなんだとか。
「ふふ、安心してね。私は先輩一筋で草川狙いじゃなかったから」
「ほんとに捕まえたんだから凄いよなあ」
「愛は勝つのよ」
じゃあごゆっくり、なんて言い残した彼女は私たちの席を離れていった。
「オガちゃん」
「え？ あはは、そう。中学の時のあだ名」
「へえ」
Aちゃんもそう呼んでくれていいんだよ？なんて。
意地悪く笑う彼は、私がそんなこと出来やしないって分かりきってるんだ。
やさぐれ半分で口に含んだミルクレープ。優しいその甘さがふわりと口に広がった。
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ちよこ(プロフ) - 草村 みゆさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると、書いていてよかったなあと思えます(; ;) 嬉しいです(; ;) 気まぐれな更新が続くかと思われますが、今後ともお付き合いくださると嬉しいです！ (2017年10月9日 23時) (
レス) id: 96b79ece7b (このIDを非表示/違反報告)
草村 みゆ(プロフ) - この話すごく好きです！ 続きも楽しみにしてます＼(^o^)／ (2017年10月1日 17時) (レス) id: d19d8cf885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよこ | 作成日時：2017年8月16日 19時
