見習いが可愛過ぎて過保護なお姉ちゃんポジに成ったら何故か見習いと刀剣男士で戦争が始まった【刀剣乱舞】

嫉妬２２回目 ページ24

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『あのね三日月、政府は某ネズミ王国みたいに何個もある訳じゃないの、一つなの、オンリーワンでナンバーワンなよ』



「…だから潰すんだろう？」


『駄目だ話が通じない』


「主が居ない世界なんて意味が無いからな」


『そんな臭みの消えたシュールストレミングなんてシュールストレミングじゃないみたいな事言うなよ…』




　というかもう会話のキャッチボールが出来てないよね、会話のデスマッチだよね。


　その無駄に澄んだ目で私を見るな。何か心に傷がついたから。



『…てかさ、なんで急に執着してくる様になったの？デレ期？千年に一度のデレ期ですか？』


「斬るぞ」


『サーセン！…でも、少し優しくなったから安心。これで彩ちゃんに引き継げr……』




「…主？」



　口がスケートリンクになりました。最近嘘つくの下手になった気がする。


　三日月の目からは一瞬で光が消えた。澄んだ瞳どこ行ったし。



「やはり、彼奴の言う事は正しかったのか…」


『どゆことどゆことどゆこと？』


「主には関係無い」


『ツンなのかデレなのかハッキリしてくれないと主困っちゃうしそういうのは彩ちゃんにやりなよ』




　予行練習？に付き合わされる私の身にもなってよ。


　私がそう言うと、三日月は少し顔を歪めた。あなたの何気ない一言が、人を傷つける…ポスターにありそうだな。



「…練習が出来るならもうやってる」


『むー、じゃあ他の人達が好いてる人を教えて』




「俺の、目の前に居る人」



　そう言って悲しそうに微笑んだ。漫画の女の子だったら「どうしたの？」って言う所だけど、私は小さい頃からジャ〇プ派だからしゃーない。



　…ん？他の人達が好いてる人だぞ？複数形じゃん…よく泥沼化しないよね。


　まあまあ、嫉妬のあまり人を殺めたとかヤンデレチックな事をしてないなら良いや。

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