儚い恋 (ページ41)

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楽屋に戻ってきて周りは大はしゃぎする中ずっと考えていた。

「なぁ、高地。俺ってデビューしていいのかな？」

優「はぁ？何言ってんの？」

「俺はずっと中途半端な気持ちでやってたんだよ。俺よりもデビューしたいって思ってるやついると思う。失礼じゃない？」

樹「おまえさぁ、はぁ。6人じゃねぇとデビューする意味ないんだよ？」

「わかってるけど、」

ジェ「俺は知ってるよ？昔から誰よりも夢かなえたい気持ちが強かったのは北斗だって」

慎「周りがデビューして自分の努力と周りの温度差が違っててずっと悩んでたのも知ってるよ？」

大「北斗。これからなんだって。滝沢君も言ってたじゃん。」

優「これからは自分たちの力次第だよ。一緒に頑張ろうぜ」

「みんな、、ごめん。そうだよな。」

ジェ「よっしゃ！じゃあ、行くか？」

樹「だな、今日は高地のおごりで！」

慎「ご馳走様でぇぇえっす！」

大「ありがとう高地」

優「なんでだよ！！」

「ごめん。先行ってて。俺ちょっと用事思い出した。」

けじめをつけよう。

俺は穂乃花に逃げてたんだ。

愛していた。でも穂乃花の優しさに甘えていたんだ。

こんな俺でもかっこいいって言ってくれる穂乃花に甘えてたんだ。