作戦会議、実行 ページ10
「…本気でやんの?それ」
「本気だよ。あんないい人をほっとけるわけないじゃん…?」
配信後、叶は壮真をにじさんじに入れる、と断言した。今度一緒にゲームをする約束をしたから、その時に自分たちのことを暴露しよう、とも。
「ちょっ、落ち着けよ叶。まだどんなやつかわかんねえし…」
「優しい人だよ。お人好しで、よく笑う。葛葉は分かんなかったの?あの短時間でも僕には分かるよ」
「…分かる、けどさ」
俺は、本音を言ってしまえば叶の意見には大賛成だった。あの人の行動ひとつひとつからは、彼の人柄のよさがにじみ出ていて、好感を抱かないわけがない。
だけど、どうしても不安は拭いきれなかった。
怖い。とてつもなく。俺と叶の築き上げてきたものが一瞬で壊される可能性が。
もちろんあの人はそんなことしないと思うけれど、心から信用することなんて出来ない。
「大丈夫だよ。絶対」
そんな俺を察してか、叶が俺の背中を撫でた。
不安が無くなった訳じゃないけど、少しだけましになった。
「………ありがと…」
「え、なに?もっと大きい声で言ってよくーちゃん」
「くーちゃんって呼ぶのヤメロ…!」
やっぱ嘘。
当日、三時間だけなら時間が取れる、と壮真から真夜中に連絡が来た。真夜中に三時間だけ、ってどこまでもブラックだな。
三人で盛り上がって、気がついたらもう二時間が経っていた。壮真は意外にもPSが高く、時間が無いからかランクは高くないが、十分見ごたえのあるプレイだった。
叶から個人のラインが来て、承諾を求められる。それを見ると、急にドキドキして、落ち着かなくなってきた。
大げさかもしれないけど、俺たちはもしかしたらこの人の人生を180度変えてしまうかもしれない。
まだ会ったばかりだけど、なんとなく壮真のことは理解できた。どうか、良い方向に倒れますように。
「ねえ、壮真。少しだけ、大事な話があるんだけど、聞いてくれる?」
ヘッドホン越しの声が、いつもより緊張しといるような気がして、俺も思わず両手を握りしめた。
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gibyaso754(プロフ) - 名前変換できるようにして欲しいです (1月22日 8時) (
レス) @page4 id: 1e4176b142 (このIDを非表示/違反報告)
はーしーですよ。(プロフ) - その後2人が楽しく配信出来たのか気になる所！これからも応援します。 (5月9日 22時) (レス) id: 83bbff44cf (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 33さん» コメントありがとうございます！面白いなんて言っていただけてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年7月29日 13時) (レス) id: 96896c9c2e (このIDを非表示/違反報告)
33 - めちゃくちゃおもしろかったです!!!!!更新頑張ってください (2022年7月29日 13時) (レス) @page33 id: ce81fe4080 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 綺羅さん» コメントありがとうございます！やっとですね笑！楽しんで頂ければ幸いです！ (2022年5月25日 22時) (レス) id: 9a72bcc81d (このIDを非表示/違反報告)
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