やるしかないでしょ【勇学クラブ】 ページ24
勇助side
あ〜〜人生終わりかねないんだけど!!
第一
「勇助、そっち来てる!」
「ヤバッ!」
健太の大声に、反射的に体を動かす。
成る程、僕の後ろで女の子…
「せっかくだから教えてあげようか。私の能力は『百花繚乱』。花や植物を生み出せたり、操れたりできるの」
え?何か普通に強くね?
「どんな能力にも欠点や弱点は必ずあるわ!」
「よーし!突き止めよう!」
つばきさんの一言に、健太がやる気を出す。
とは言っても、弱点をみすみす明かすような敵じゃないし…
そして、あと2人の能力は不明だ。
まぁ戦闘中に明かされるんだろうけど…と、早速鈴谷君が動いた。
月見里さんが生み出した巨大な蔓に触れて…
「マジでっ!?」
何と、ただでさえ超巨大だった蔓が、鈴谷君が触れた途端何倍にも巨大化した!!
「絶対そう言う能力だよな!」
幸太が呆気に取られながら言う。
巨大化の能力…使いようによってはかなり厄介かも!
「攻撃される前にする!!」
健太は勢いよく筆を取ると、しゃがみ込んで筆を走らせ始めた。
もうこの際止めてなんていられない。目の前の相手に勝つ事が最優先だ!
…まぁ、僕が貢献かと言えば微妙なところだけど…
「よっしゃ!これでもくらえ!」
絵を描く
嫌な予感を抱きつつ、健太が描いた絵を見る。
そこには…
「えっと?コレは?」
赤い絵の具がぶちまけられ、オレンジの絵の具が上から塗り重ねられている。
「えっとって…メッチャデッカい炎に決まってるだろ!」
何言ってんだよ、と健太。
え?おかしいの僕ですか?価値観が他人とズレてるの僕ですか?
「どこがだよ!」
「完全にそうだろ!!」
幸太のツッコミに、健太が叫び返す。
「絵、下手だな」
西園寺君が健太の絵を見下ろす。
ハッキリ言うなぁ。
「何だとぉ!?」
怒りをあらわにする健太。
…あっ、健太の絵から炎が立ち上った!マジ!?
「あんな炎に負けるわけ、無いだろ!」
秋月君が腰に刺していたダガーナイフを抜くと…
健太が描いた炎をスパスパ斬った!
いやマジで、言葉のあやじゃなくて、本当にスパスパ斬った。
斬られた炎はぶつ切りになって、地面に落ちる前に消えた。
「マジで!?」
相手の能力未知数すぎ!
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そら*フィア(プロフ) - 更新しました。メモの文字数ギリギリなので私のとかいらないと思ったら消してください(メモ長文常習犯) (2022年8月13日 22時) (レス) @page31 id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2022年8月13日 22時) (レス) id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - 終わりました。F,Kの皆様、本当に勝敗をどうしましょうか?私はどちらでも良いのですが……。次の方よろしくお願いします。(以下連絡:ヒメアミさん、どうか参加希望の方々への返事をよろしくお願いします) (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - 更新終わりました! (2020年9月27日 16時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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