チームM【勇学クラブ】 ページ19
勇助side
「M…どういう人達なんだろ…」
一抹の不安がよぎる。4人全員エリートとかザラに有り得るからなぁ…だとしたら色々キツイ上に苦戦を強いられるハメになる。
「大丈夫!俺達なら絶対勝てる!!」
健太がサムズアップしてやる気をたぎらせる。
凄い自信だなぁ。
「んじゃ、Mチーム探すか!」
幸太が頷きながら言う。
まぁ探さないと何も始まらない雰囲気なので、僕たちから動く事にした。
他のチームの人達もザワザワしながら
「M M M!!Mチームの人〜!!」
健太がおかしいレベルの大声を張り上げる。
「声デカすぎ!」
「大きい方が聞こえやすいだろ!」
「落ち着いて!」
僕と健太の言い争いに、つばきさんが宥めに入る。
「Mチームかぁ…」
幸太がブツブツ言う。
「何?知り合いでもいるの?」
「いや、いないけどさ」
「「「いないんかーーーいっ」」」
一通りのコントを繰り広げた後、再び彷徨きを再開する。
「Mチームの人〜」
「おい」
何だ何だ?急な声がけだなぁ。
「お前ら、Mチーム探してるんだろ」
「いかにも。チーム対抗戦、俺達の相手Mチームだから」
「ふーん。じゃあ私達の相手はあなた達って事だね」
…あ、そー言う展開!?
と、とにかく落ち着こう。相手は男子3人女子1人。僕達と同じ編成。だけど何か強そうだなぁ。エリートかな?
「お前らエリート何人?ノーマル何人?」
幸太がMチームの4人を指差して問う。
「全員エリート。お前らはどうせノーマルだろ。弱そうだ」
さっき急な声がけしてきた男の子がニヤリと笑う。もう、何か慣れてきたわ。いや、慣れちゃダメだし不快なんだけどね。
「はぁ!?こんちくしょうめ!」
健太が分かりやすくキレる。
僕も一応表情で表すけど、相手はその態度を覆すつもりは毛頭無いみたいだなぁ。
Mチームのメンバーは、さっきの急な声がけのリーダー格男子、さっきのハーフアップ女子、ちょっと太った男子、スカーフ巻いてる男子。
女の子はさっきからずっと優しく微笑んでおります。可愛い方に入るね。
「弱いかどうかを決めるには、まだ早いと思うけど」
つばきさんが真剣な表情になる。
そうだそうだ!
「まだ戦っても無いじゃないか!」
僕もつばきさんに続く。
「フン、すぐに分かるね」
太った男子が鼻を鳴らす。横綱かよ。
ザワザワが少しずつ落ち着いてきた。チームの組み合わせが完成してきたって事か。
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そら*フィア(プロフ) - 更新しました。メモの文字数ギリギリなので私のとかいらないと思ったら消してください(メモ長文常習犯) (2022年8月13日 22時) (レス) @page31 id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2022年8月13日 22時) (レス) id: 55103e200f (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - 終わりました。F,Kの皆様、本当に勝敗をどうしましょうか?私はどちらでも良いのですが……。次の方よろしくお願いします。(以下連絡:ヒメアミさん、どうか参加希望の方々への返事をよろしくお願いします) (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
そら*フィア(プロフ) - お久しぶりです。更新します。 (2020年12月29日 23時) (レス) id: c283b58b59 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - 更新終わりました! (2020年9月27日 16時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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