居場所 ページ12
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「ホシや〜、起きてる？」
HS「うん。」
彼らと過ごして2週間。
なんの撮影かは教えてくれなかったけど 明日から大きな撮影が始まるらしい。
まあ 私とウジは プロジェクト番組だ とは知っている。
内容はよくわかっていないけど。
「緊張してきた〜」
HS「なんの番組だろうね」
プロジェクト番組です！なんて答えられるはずもなく 電気の消えた暗い部屋の中で携帯に触れた。
「おうおう、荒れとる荒れとる〜」
HS「目悪くするよ」
「じゃあ電気つける？」
HS「は、眩しい」
「ホシの目が開かなくなるもんね」
HS「はっ倒すぞ」
先日 正式に 私の加入が発表された。
今まで彼らを応援してきたファンの皆は 相当納得がいかないようで、ビジュアルは非公開だけど ある事ない事言われまくっている。まあ覚悟はしていたから ダメージは少ないけど、私の所為で彼らのファンが減る事も多くなるだろう。
「はは、胃が痛いよ」
頑張ろうという気持ちよりも 申し訳なさが勝ってしまって 明日の撮影もあまり本腰が入らなそうだな〜、なんて。
HS「気にすんなよ」
ホシのそんな一言に 純粋な疑問が生まれた。
「ホシは、私が加入する事に反対だったでしょう？」
HS「うん」
「どうしてここまで良くしてくれるの？」
私だったら 絶対にできない事だから。
正式にメンバーが決まったと思えば 見ず知らずの、しかも確実に自分たちより劣っているであろう異性が入ってくるなんて 最悪だと思う。
だからこそ こうやって優しくしてくれる事に 負い目を感じていた。
HS「そりゃ、最初は嫌だったよ。社長が連れてきた時点でもう加入する事は仕方ない。だけど、もし弱音を吐くような事があったら追い払ってやろうと思ってた」
HS「でも、この2週間くらい？Aの姿勢を見てて あ、こいつなら一緒にやっていけるって確信した。技術はもちろんそうだけど、価値観が合う気がして。
俺らをプラスに導いてくれる そう思ったから。」
「眠くなってきた」
HS「前言撤回」
もう寝る！って怒ったホシが私に背中を向けたのを確認して 部屋を出た。
「眠くなる訳ないじゃん」
不安だったんだと思う。この先 私が1人で抱え込む事も少なくないし 強くなれるか心配だった。そんな中で ホシの優しい言葉が ふわふわと私の心を包んでいった。
あぁ、私はここに居ても良いんだ。 そう感じた。
涙が止まらないのは 深夜2時のせいにしよう。
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期間限定しか勝たん - 初コメ失礼しまーす！私色んな夢小説を読んで来たんですけど、こんなに飾らない(いい意味で)小説に出会えてよかったですーーーよ。本当に毎回面白くてニヤニヤして見てます。キモくてすみません。中毒性のある夢小説だと思います。これからの更新全身全霊で応援してます (2021年2月6日 18時) (
レス) id: 7569b7599b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーよ(プロフ) - お帰りなさいいい！さささ。様の世界観大好きで何度も泣かせてもらいました(´;ω;｀) これからも応援してます、お体に気をつけて頑張ってください！ (2020年12月12日 18時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - おかえりなさい！楽しみです。長編？？どんとこいです、楽しみがすぎます♪これからもさささ。さんのペースでお話を紡いでいただいて、その世界にお邪魔させていただけたらそれで幸せです。さささ。さんのペースでの更新、心よりお待ちしてます！ (2020年11月16日 13時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 復帰されたんですね！さささ。さんのお話好きなのですごく嬉しいです！ (2020年11月15日 7時) (レス) id: 53bdc79c31 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - きむ ほらんさん» こちらこそ変わらず関心を持ってくださってありがとうございます（ ; ; ）皆さんに楽しんでいただけるよう私自身も楽しく活動して行こうと思います！これからもよろしくお願い致します（ ; ; ） (2020年11月13日 19時) (レス) id: 3e35ecee6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ。
x他1人 | 作成日時：2020年10月4日 21時
