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「ウジオッパ」
優しい声色は、今まで聞いたことのない音だった
その音は 俺の脳を刺激して赤信号がだされる
「今まで沢山かばってくれてありがとう」
振り向けば瞳に水をたくさん溜めて笑っている
「私もう平気だよ、全部知ってるから」
Aは泣かない。何があってもだ。
「気づいてたんだ。
ホシオッパは時折、私じゃない誰かを見てるって。
おかしいと思ったの。一目惚れなんて、ペンにそんな事していいはずないしホシオッパは必死だった。
ホシオッパが去年のライブで 話していた事忘れてなかったんだ。だから、不安になった。
でも心のどこかで、心の底から私の事を愛してくれてるんじゃないかって思ってて。バチが当たったんだね、流れに任せてたから。
『また会えて嬉しかった。もう離さない』って
酔って私にキスした。」
沢山傷ついて、辛いはずなのに、その事を誰にも相談できずにいた
「一回だけね、オッパの部屋に入ったことがあるんだ。興味本位でね、少しだけ棚を覗いたんだけど
そこにね、2人の写真があったの、私に
WZ「もういい。分かったから。」 …ごめん｣
このままじゃ目の前にいる
彼女が壊れてしまう気がする。
俺が好きだった彼女は、喜怒哀楽を全力で表現していた。ホシの前でも誰の前でも。
でもAは違う。泣こうとしない
WZ「泣いていいんだぞ」
俺より少しだけ小い身長に合わせて手を包むと
首を横に振った
「泣きたくないの。まだ傍に居たいから」
どうしようもないくらい、クォンスニョンを愛してしまったと呟いた。気づけば彼女を抱きしめていて。
WZ「俺がAを守るから、消えたいなんて思うな もし辛くなったら 俺のとこに来い。絶対」
「うん、ありがとう」
そんな事思わないよ とも言わず
俺に体重を預けた彼女
WZ「俺はお前が好きだ」
色素の薄い茶色の瞳をした、
頑固でまっすぐなAが好きだ
WZ「ホシなんかより、ずっとお前を愛してる」
「オッパ、頼ってもいい？」
俺の背中に手を回さないのは、
彼女なりの応えだと受け取った。
WZ「今ここにいる、Aが好きだよ」
ビクッと肩が揺れ、震えだすと同時に、向こうから声が聞こえた。
HS「何してんの」
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ぴ(プロフ) - うわぁ、すごく…良い作品でした…語彙力が足りないのですが、最後の終わり方がとても素敵でした (2月23日 8時) (
レス) @page40 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
於音###(プロフ) - 完結おめでとうございます！！感激、感動しました。あまりにも切なくて、何故ウジは記憶があるのか。それがユンギの優しさなのか試練なのか。報われない恋を2度したウジと命を救われた記憶を失ったホシ。違う意味で苦しいなと感じました。本当に素晴らしかったです。 (2022年11月11日 3時) (レス) @page39 id: 496f51af64 (このIDを非表示/違反報告)
名無し54892号(プロフ) - 最後…凄くゾワッとしました…勿論良い意味で！！物語の構成が素晴らしすぎてこんな作品中々出会えないと思います…！語彙力がなくて伝え切れませんがとにかく凄かった…！面白かった！と言うことをお伝えしたいです😂素敵な作品をありがとうございます！ (2022年9月7日 22時) (レス) @page40 id: 1445cdbb12 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - うすすさん» うわ〜ありがとうございます（ ; ; ） 私の作品で感動してもらえるのは本当に嬉しいです（ ; ; ）こちらこそありがとうございました(^^) (2020年5月22日 22時) (レス) id: 3e35ecee6b (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - 完結した…。最後がもう感動というか…、とにかく最高です。さささ。さんの書く物語の終わり方がぶわっっってなるのがもう本当に素晴らしいの一言に尽きます。ウジが報われないのもんん…という感じで面白かったです。素敵な作品ありがとうございました！感動した…。 (2020年5月13日 18時) (レス) id: a2b2c72b52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ。
| 作成日時：2020年4月17日 21時
