Merry Christmas (番外編) 10 [キバナside] ページ32
モーニングセットのサンドイッチを食べながら目の前でケーキを幸せそうに頬張るAを見ていると店の外をもの凄いスピードでオレンジ色の何かが通りすぎていった
見なかった事にしようと視線をAに戻すとちょうど目が合い何を思ったかAがケーキの乗ったフォークをこっちに向けてきた
『はい
キバ兄あーん』
キ｢おま………｣
『美味しい?』
キ｢んまい……ダンデ達以外のやつにはやるなよ?｣
『なんで?』
キ｢なんでもだ｣
『今日キバ兄そればっかだね』
キ｢しかたないだろ｣
ダンデを見ててなんとなく思っていたけど距離感がおかしいくらい近いんだよなコイツらは!
頭を抱え小さくため息をつくとAは首を傾げキャラメルラテを啜った
『へんなの』
キ｢誰のせいだと……
まあ良いか｣
『この後どうするの?』
キ｢そうだな……｣
とりあえずダンデが入らなさそうな店に行くか?
Aに渡すプレゼントも探さねえと……
キ｢とりあえずその辺彷徨くかな｣
『お散歩だね』
キ｢そうだな｣
答えながらAの頬に付いたクリームを拭いそれを舐めると口の中にサッパリとした甘みのクリームの味が広がった
これなら朝から食べてもあまり重くはないな
そのままコーヒーに手を伸ばそうとした時視界に入ったAの顔に口もとがニヤけた
キ｢顔真っ赤だな｣
『だっ………て……』
キ｢変なところでピュアだよなー
今デート中だぞ?
オレさまは今Aのカレシ様だぜ?
これくらい当たり前だ｣
グイっと顔を近付けニイッと口角を上げるとAは更に真っ赤になり混乱からか言葉を発さない口がハクハクと動いている
やっと動いたかと思ったら両手を頬にあて軽く俯くと視線をさ迷わせながら小さく呟いたAの姿に今度はオレが固まった
『か……………彼氏…………』
何だこの反応可愛過ぎるだろ
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年10月28日 10時) (
レス) @page14 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ウールーと共にwww (2020年1月13日 1時) (レス) id: 67362f68ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちん(プロフ) - 初めまして！小説読みました！すごく面白くてよかったです！！とくにカレーの！カレーにヤドンのしっぽに笑いました！これからも頑張ってください！(*´∀｀*) (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5fc00616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばさ
| 作成日時：2019年11月30日 23時
