【あんスタ】私達の星奏館12【月永レオ】

Mar.388 ページ24

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あれから数日。私は企画書を作成し、司くんと連絡を取りながら今日までやってきた。そして、今日は『Knights』のミーティングの日である。つまり、殴り込みに行く。





ちょっと緊張してるけど、きっと大丈夫だ。みんな、話を聞いてくれるはずだ、うん。少なくとも司くんは味方だし…。多分、泉も私サイドに来てくれるはず…。





この前と同じようにノックもなしにミーティング室にドカドカと入っていけば、｢ちょっ…と、びっくりしたぁ…｣と泉の声が聞こえた。






｢なぁに。また来たのぉ｣

｢うん。今回はプロデューサーとしてここに来たよ｣





そう言って5人を見渡せば、司くんと目が合う。こんなにも心強い味方はいない。ちょっと緊張が解けた。






｢みんなにライブの｢プロデューサーとしてきたなら、ちゃんとノックしてから入って来いよ｣…｣

｢プロデューサーとしての意識低すぎじゃないか？あんずなら礼儀もしっかりしてるし、もっと頼りになるのに。どういうつもりでおれの『Knights』に仕事を持ってきたんだ？｣

｢…｣






人と比べられたことに反応したのか、"おれの『Knights』"という言葉に反応したのか定かではないが、今のレオの発言に私の何かが切れた気がした。






｢はあ？おまえこそ、人の話は最後まで聞けよ。人として当たり前なんだけど。幼稚園からやり直してきたら？言いたいことだけ言って人の話は聞かない、自分のやりたいことしかやらない、おまけに口は悪いし、なんなのあんた、ほんとに人なの？｣

｢…｣







私はくるっと後ろを向いて、ホワイトボードの近くまで歩いた。5人の顔を眺めて、一息吸った。







｢『姫の激怒(ベルセルク)』を開催する｣







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