Mar.385 ページ21
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｢やっと、捕まえたっ！足遅いくせにちょこまかと動いてさぁ、ほんとチョ〜うざい！｣
私の腕を掴んだ泉は肩で息をしていた。あの泉が額に汗を浮かべて、髪の毛が崩れるくらいに必死に私を追いかけてくれたのだ。
｢…っいずみぃ、どうしよう｣
レオに嫌われてたらどうしよう。もう話したくないって思われてたらどうしよう。嫌われたくない。捨てられたくない。嫌だ。今更、そんなの耐えられない。
｢大丈夫だから、とりあえず落ち着きな｣
泉に背中をぽんぽんされて、深呼吸をした。まずは呼吸を整える。思わず部屋から飛び出してしまったから、今の現状を把握しようと拙い頭で考えた。
そんなとき、ふと先日燐音くんに言われた言葉を思い出した。
"｢おめェ、何か隠してることあんだろ｣"
あの時、私は｢ない｣と言った。もしかして燐音くんはこのことを言っていたのか…？隠してたわけじゃなかったけど、こんなに怒ることなの…
｢あんた、引越しするの？｣
｢え？｣
｢さっき、そう言ってたから｣
｢…あぁ。そうだよ。星奏館の管理人も３月末で終了。今は大学に近い家を探してるの｣
｢…。はぁああ！？それ、本気で言ってんのぉ！？ありえないんだけどぉ！？｣
｢！！｣
｢なんでそんな大事なこと言ってくれないわけぇ！？｣と怒っている泉。私を慰めるために来てくれたんじゃないの。
｢俺はそんなぬるい関係でいたつもりなかったのに、なんか裏切られた気分｣
｢そんな怒ること？｣
｢当たり前でしょ。友達がいつも住んでたところから急にいなくなったら心配するでしょぉ、普通は。｣
｢………そっか、そうだよね。｣
何も言わずに出ていこうとしていた訳では無いけど、レオには家が決まってから言えばいいと思ってた。でも、そうだよね。一緒に考えるべきだったんだよね。
私は6月のストーカー事件から何も変わっていないんだ、レオには『あとで』伝えようって。重荷になりたくないからとか理由をつけて遠ざけていた。多分、レオはそれに怒ってる。
｢…まあ、その。れおくんも多分、本心じゃないから、さっきのことは気にしなくて大丈夫だと思うから｣
｢うん。あれが本心か本心じゃないかはこの際どうでもいいよ。あれをレオに言わせた私が1番悪いから。
…ありがとう、泉。冷静になってレオとちゃんと話をする。｣
色々腑に落ちた私は誠心誠意レオに謝ろうと決意を固めた。
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同担拒否///////////////♡♡♡♡♡ - あ♡///////もう♡すきすぎる♡私だけを愛して///////////♡ (2022年9月2日 16時) (
レス) @page8 id: 514018f06b (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - はゆちゃんさん» コメントありがとうございます！わあ！楽しんで読んでいただけたみたいで良かったです！！とても嬉しいです！！もしよろしければ他作品もぜひよろしくお願いします！ (2022年6月10日 23時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
はゆちゃん(プロフ) - 完結おめでとうござます！長編でこんなにも感動したのは初めてです！楽しみにしながら追い続けていた作品なので続編のたびに喜んでいました。読み進めていくたびに一緒に生きてるような感覚になっていたので、夢主が泣くと私も泣いたりと感情豊かに作品を楽しめました！ (2022年6月10日 22時) (レス) @page33 id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
玲咲(プロフ) - あんスタのお豆さん» たくさんコメント下さってありがとうございました！本当に励みになりました！初期から読んでくださってるんですか…！めっちゃ嬉しいです！長い間本当にありがとうございました！ (2022年4月2日 7時) (レス) id: 27f192e968 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタのお豆 - 完結おめでとうございます! もうこの作品と出会って1年たったのか、、この作品はほんとに毎日の楽しみでした！夢主の性格もキャラとの関係性も大大好きでした！また会えることを楽しみにしてます!本当にお疲れ様でした！ (2022年4月2日 1時) (レス) @page33 id: c940836bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲咲 | 作成日時：2022年3月1日 20時
