【あんスタ】私達の星奏館8【月永レオ】

Nov.261 ページ18

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「Aさん、どうぞ…♪」

「…」





司くんが差し出したお饅頭を奪って食べる。かれこれもう10個目。





「あのねぇ、お菓子あげとけば機嫌が良くなるような単純じゃないの、私は！あんたら頭湧いてんじゃないの！？」

「やはり、ポ○キーの方が良かったですか？」

「なんで、ポッ○ー一択なわけ？」





ああ、もうイライラするなぁ！なんで私がここにいなくちゃいけない訳！？





私は先程1時間ほど前にこの悪道騎士達に連行されて、今ニューディの事務所の応接間に座っているわけだ。しかも、目隠しされて俵背負いされたんだよ！？私、女の子！まじで信じらんないんだけど！！





「私は真くんみたく優しくないからね！？誘拐罪として警察に訴えてやるからな！示談じゃ絶対済ませないからな！？おい、聞いてるのか、瀬名泉！」

「チョ〜うざい。なんで俺だけなわけ？他の奴らも共犯でしょ」

「いや、これは完全にお前のやり方じゃん！」

「はあ？考えたのは俺じゃなくてくまくんだし、なんなら依頼してきたのは逆先のやつだけど」

「…え？夏目くん…？♡」

「きもい」







そう、何故か分からないが饅頭を食べてる私を見張っているKnightsの5人。もう見張られてから1時間近く経つけど、なんなんまじで。そろそろ解放してくれないかなぁ！






「てか、あんた食べ過ぎ。太るよ？」

「はあ？泉より重くならないから大丈夫だよ」

「いや、俺より重かったらそれはそれで問題でしょ」






いらいらしながら待っていれば、明るい声が飛んできた。





「haha〜、あれ？A、機嫌悪いです？宙達が遅れちゃったからですか？」

「急にここに連れてこられて怖かったよネ。遅れてごめんネ、Aねえさン」

「いやいや、いいんだよ。夏目くん」

「本当に夏目ちゃんには甘いわねェ」







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