今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:42,193 hit
小|中|大
8話 ページ9
夢主side
『それで、提案とは。』
「真冬くんが女遊び激しいのは知ってるよね?」
『まぁ、はい。』
「だからね、君はきっと真冬に振り向いて欲しいんじゃないかなって。
好きな人には自分だけを見ていて欲しいでしょ?」
『まぁ、そうですね。』
「だから、
一旦俺と付き合えば、真冬くんは怒ってAちゃんを取り戻しに来ると思うんだよね。
あの子、独占欲の塊らしいし。」
『つまり、先輩は私に同情して付き合うふりをするということですか?』
要約すればそう言うことだろう。
一ノ瀬先輩が私と付き合うメリットなどないのだし。
「いや、俺はそれを口実にAちゃんと付き合いたいなーって思ってさ。
俺、君は本気だよ?本気で好き。」
なんて信用ならない言葉を並べる先輩。
てか、口実とか言っちゃっていいのか。
先輩が言うことが確かなら、
どちらにもメリットがあって、なかなかいい提案だ。
『少し、考えさせてください。』
でも、真冬のことはやはり捨てきれなくて、
先輩には申し訳ないが少し待ってもらうことにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
193人がお気に入り
193人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:流雨 | 作成日時:2018年11月14日 0時