その七匹 ページ9
ロボ「ひとらんはでかいからなぁ‥俺もAと歩いて散歩したいねん。この姿でAに会えたらなぁ」
兄「無理やな。Aがイケメン嫌いなの分かってるやろ…？」
そう言えば全員がうん‥と項垂れる。
グル「でも、Aが俺達なら平気だと言ってたゾ！」
兄「それって『かもしれない』の話やろ？Aを怖がらせるのは嫌だからな。」
更に皆が悩む。これは数年前から言ってる話だ。彼らがずっと悩んでいる問題。グルッペンにおいては小学一年生から‥つまりは16年も前から悩んでいる事だ。彼等は人間では無い。動物だ。産まれた時から人間に姿を変える事が出来る特別な能力を持っているだけで。人間と変わりは無いし他の動物とも変わりは無い。そんな中途半端な生き物が彼等だ。
シャオ「Aの事怖がらせるのは嫌や‥でも、本当の事話したいねん‥。A、気持ち悪がるかな？」
神「それは無いけど。顔の問題だよね。前にこの姿で町におりたら人間のメスが擦り寄ってきたの覚えてるでしょ？」
ゾム「あれは嫌やった。Aと違って太陽の匂いがしないねん。」
一度、Aの目を盗んで小さいメンバーがしんぺいと共に行った町での事を思い出し身震いをした。擦り寄ってくる気持ち悪い匂い。キラキラした衣装。それは皆が好きなAが住む自分達の世界とは全く違う別世界だった。その日、帰ってきた三人がAから離れなかったのは言うまでも無い。
「せや‥」とチーノが声をあげる。
チー「‥明日、ちょっとだけ人間の姿で会ってっちゅうのはどうや!それなら、他のメンバーは一緒に居るから大丈夫やろ!」
コネ「チーノ!お前プロか?!」
チーノの発案に嬉しそうにコネシマが言う。他の皆もそれなら大丈夫だ!と嬉しそうにする。
グル「ふむ‥。なら、誰がこの姿でAに会うか決めるゾ!」
「「「「ハイル・グルッペン!」」」」
★★
進む前にそれぞれと出会った時の過去編に移ります!
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ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした！！投稿頑張ってください！応援してます！ (2021年10月16日 14時) (
レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです！更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を５５６にしてしてしまった、、がんばえーーー！ (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2019年8月17日 16時
