その五匹 ページ7
「クワックワッ」
『あ、しんぺい。お散歩行って来たの?』
ブワッと舞い降りてきたしんぺい。大鷲のこの子はレッドリストに登録されている為保護という内容で国に言っている家族だ。怪我をしていたところを助けたら懐かれて今に至る。良く空を飛んで散歩しているのだ。
しんぺいは私の腕に止まると私の耳を軽くあまがみしてロボロを突く。
あ、別に襲っている訳じゃ無いんだよ?ロボロの事を気に入ってるらしく時折突くんだよね。まぁ、そんなしんぺいに対してロボロは私の服の袖に逃げ込んでしまうけど。
ロボロを連れてきたのもしんぺいだし良い子なんだよね、喧嘩している子達には一声鳴けば直ぐ皆黙るし。
『そういや、ゾムは見つけたけどチーノとショッピは何処だろ‥。』
「キャンキャン!」
ぶんぶんとコネシマが尻尾を振ってついてこいと走り出す。慌てて皆で行けば別宅の方だった。
家は家族が多い。ひとらんは大きいから普段は家に直接上がらす事はできない為に皆が集まって寝たり遊んだり出来るように別宅があるのだ。此処は寝室みたいな感じで皆は此処で寝ている。私だけは仕事で皆を起こさないように1人寂しく寝るのだけど‥まぁ、毎朝起きると誰かしら寝室に居るから良い。私の寝室はひとらんも外から入れるようになっていて偶にひとらんが起こしてくれる。賢い家の子達はきちんと泥を落として入ってくれるのだ。本当に家の子好き。
ショッピ、チーノ…ってお昼寝中か。』
ころんと丸くなって紫色のヘルメットに入る猫ショッピと最近家の子になったばかりの狸のチーノはすやすやと昼寝をしていた。起こさない方が良いなと思いそっと出ようとしたが
「キャンキャン!」
コネシマが思いっきりショッピにアタックする。その衝動でショッピはヘルメットからころころと転がり出る。あ‥‥
「ミャウゥ」
嫌そうにショッピが目を覚ましコネシマに威嚇する。それと同じく騒がしさにチーノも起きてしまう。あ〜、ごめん。
『ショッピ、チーノ。起こしてごめんね。』
「ミャウ」「クーン」
私がいた事に気づいたのか二匹が気にするなと擦り寄る。お詫びの意味を込めて可愛い可愛いと頭を撫でていれば他の子達が撫でろとアタックしてきたけどマジで可愛い。
『皆、本当に好きだからね。』
そう言って皆を撫でる。本当に幸せだ。
◆◆
なんか順位が上がってく‥
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ここのつちゃん(プロフ) - 面白いなと思ったら知っている作者さんでした!!投稿頑張ってください!応援してます! (2021年10月16日 14時) (レス) @page38 id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 好き()更新頑張ってください! (2021年5月30日 7時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 復帰おめでとうございます!!これからも頑張ってください! (2021年3月31日 14時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 面白いです!更新頑張って下さいね (2021年1月11日 13時) (レス) id: c5ac09218a (このIDを非表示/違反報告)
欄 - 評価を556にしてしてしまった、、がんばえーーー! (2021年1月1日 22時) (レス) id: 97c794166e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡 | 作成日時:2019年8月17日 16時